あの「うつろ舟の蛮女」事件。
全国に同じ内容の古文書が伝わっている。
と、あばれる君が仰々しく語ってましたが。
あれって瓦版ですよ。つまり今で言う大衆紙・ゴシップ誌の記事。
それが面白いので、これまた今で言う「拡散」しただけのことです。瓦版業者たちがコピペしたんですね。
つまり元は一つだった。
滝沢馬琴は、それこそ今で言うSF作家のノリで、この瓦版記事を載せたんだと思います。
『兎園小説』って、まさに今で言う都市伝説を集めた説話集ですからね。
「うつろ舟の蛮女」をかぐや姫に繋げるのは大胆すぎます。
『竹取物語』に天竺すなわち印度の地名が出てきても何ら不思議はありません。
そのとき、すでに日本では佛教を重視していましたからね。御釋迦様の生誕地が扱われても不自然でも何でもないわけです。
今も昔もメディア業界の思考回路は変わっていない。
そういった考えがふつふつと満ち満ちてくるのを止めることを禁じざるをえません。
それと、言っちゃあ悪いけど。
教祖化宗教化したのを除いて、コンタクティーって断定的なことは言わない……失礼、伝えないですよね。宇宙人なら知ってるだろうに、道徳倫理しか言わな……失礼、伝えない。ほぼほぼイタコさんの口寄せと同じ。
あの「UFOを呼ぶ男」武良さん(最後に少し出てましたね)も、そんな感じですし。
ちなみに、武良さんは水木しげる(武良茂)さんの遠縁らしいので、何らかの精霊あたりと接触している可能性は高いと、個人的には思うのですよ。ひょっとすると古代出雲族の血筋ゆえ、なのでしょうかね。