御用始め (旧暦 師走十三日)

 そもそも国連安保理常任理事国は、U.S.A. 、U.K. 、仏蘭西ソ連中華民国の五ヶ国でした。

 そして。
 露西亜ソ連ではない。中華人民共和国中華民国ではない。
 なのに、この二ヶ国はシレッと常任理事国の椅子にふんぞり返っている。

 おかしいですよね。

 国連が中華民国を追い出して中華人民共和国を迎え入れたとき、なぜ常任理事国のポジションまで与えたのか?
 ソ連が崩壊したとき、国連はなぜ露西亜常任理事国のポジションを与えたのか?
 この二つの過ちこそ、今の状況の根源だと考えます。

 はっきり言いまして。
 露西亜中華人民共和国も、常任理事国の椅子に割り込んだだけで、正当な資格など元々なかったんですよ。
 よって、この二ヶ国の拒否権など無効です。

 とは言え今さら、どうにもならないんでしょうから。
 そろそろ旧態依然とした国連を解体、新たな二十一世紀の国際組織を興すべきなのでは?
 しょせん国連なんて、第二次大戦の戦勝国のため(だけ)の組織なんだし。

 と思うのでした。