途中、あれこれ難点もありましたが。
平成令和の中でも良い作品であり、良い最終回だったと思うのです。
バイスの芝居の共演が五十嵐家+αだけと思ってたら、まさかの、スタンプ犯罪で逮捕され更生施設入りしていた人々も協力してくれていた。一輝のおせっかいに救われた恩返しということですね。
ここだけでも熱い。
で、当の一輝にもバレた後の再戦が泣かせます。
思い出作りの喧嘩とでも言いますか。互いに次々とフォームを繰り出して満漢全席状態。
空中に一つひとつのバイスとの思い出がモニタみたく浮かんでて。それが一つひとつ消えていく虚しさ。でも二人は明るく喧嘩する。
全力で喧嘩して、そしてバイスは消え、一輝は家族を思い出した。バイス以外の家族を…………。
スキヤキ囲んでの食事で思わず出た一輝のバイス口調。
一輝の中にバイス要素が生きていることで、パパさんたちも救われました。
エピローグをきちんとやるって大切ですね。
ラスボスとの最終決戦をボカして一年後とかの“井上的”悪癖や、「実は生きてました」な平成デフォに比べて、何と素晴らしい結びでしょう。
これ、『ゼロワン』より良かったかも。
一輝が一度は諦めたサッカーの練習を再開しているシーンでの、あのレジェンドご出演にはマジでびっくりしました。
次のライダーが一輝に「またな」と言いましたからね。
冬あたりに、一輝は再び変身するんでしょ。
ここは商売上、仕方ないんだろうけど。
できれば、この結びのまま一輝は完全に一般人に戻って、レジェンドに励まされたとおりサッカー選手を目指したらいいと思うんだ。