『ラーメン大好き小泉さん 10』
鳴見なる/バンブーコミックス
きちんと取材(と言う名の堪能)をしたうえで、一話において複数軒のラーメンに触れる。
そりゃあ年一の刊行も仕方ないですよねぇ。連載のほうはチェックしてませんが、隔月ペースなのかな。
葱ホールドは、まさに麺あるある。
妖之佑は蕎麦をたぐってて、この技にやられます。そうか、葱、入れすぎだったのか……。
イズミさんの自撮りがピンボケなのは作戦だよ青年。修正写真を使うと会ったときに「え゛っ」ってなるからね。
だいぶ前から「環境問題やら何やかんやで蛋白質を虫で摂取する時代がそう遠くはない」なんて説が出てますよね。
その意味で「未来のラーメン屋」と「未来の小泉さん」は、かなり当たってるかもな予言です。
ディストピア系の映画だと市場でドブネズミを売ってたりしますが、虫を山盛りにしたほうがずっとリアル演出になると思う。なんで誰もやらないのかな(魔笑)。
でもっての、オオグソクムシですか。そっち系の店だからこそ、できるメニュー(つか食品として仕入れられるというのが、びっくりだ)。
親戚に「蟹は蜘蛛みたいだから食べたくない」っておじさんがいたっけなー。
甲殻類……つか節足動物皆兄弟。海老蟹OKで虫ダメってのは、ただの好き嫌い。なんですよねぇ、きっと。
ましてオオグソクムシは海水棲だから、ほぼ海老蟹みたいなもん……いやあ、フナムシやダンゴムシ喰えるか? って訊かれたらノーだなオイラ(汗)。
それにしても極度の近眼な委員長は、なんで興味を持ったのか。そこがそもそも不思議でした。
あのホンビノス、自分で獲ってたんだ。悠……怖い子。
ラーメンに焼き秋刀魚を載せて旨いか、と考えるとチグハグな食感になる気がせんでもない。
プロの手による秋刀魚ラーメンには興味津々ですけどね。
先生まで落としかねん悠は男子に生まれたらよかったのかも。
小泉さんに質問。
サンマーメンと五目そばの違いって何なんですか?
タンメンが違うというのは何となく判るんですが。
小泉さんと美沙が組むと、なんで中毒系ストーリになるんですかね(笑)。
極端なヤツ例えばデス・ソースやブート・ジョロキアなどを除いた一般的な中で最凶の辛味は山葵である。
と常々思ってまいりました。ハバネロなんて目じゃないぜ。
美沙ママの子育てには一部問題があるとしか……。
悠、絶好調やな♪
変装までしてバイトとして潜入はもう変質者通り越して犯罪者レベルで。
それにしても、たった一ヶ月で二の腕やらふくらはぎやらの発達ぶりが! 悠、筋肉系の世界が案外と向いてるんじゃね?
あとがきにあった
「徒歩で1時間以上かけてラーメンを食べにいく運動」
というのが、そのまま脳に入りそうになって寸止めしました。危ない危ない。
その手前の「朝ラーメン」とか直後の「毎食のラーメン」ってフレーズを見落としてはならぬ。
いや、いろいろとまちがっておられるぞ作者様(笑)。