天しゃ、九星陽遁始め、甲子 (旧暦 神無月廿七日)

 鳥取編の前半部分は原作準拠。
 砂丘は、以前にタモリさんも訪れてたな。
 原作第2巻にも出てきた鳥取市庁舎の「素ラーメン」。中華麺をうどんつゆに入れて天かすを大量に載せコショウもたっぷり。天かすの油分とコショウのクセで、うどんつゆの和風さを隠す、謂わば“代用ラーメン”ですね。
 面白いと思ったのは、『美味しんぼ』で村祭り直前の山村を訪れた山岡が雄山と対決するハメになったエピソードで、地元の料理屋で山岡が気晴らしに厨房に入り込んで作った創作ラーメンとの共通性です。山岡は店のラーメンつゆを「ブロイラーの出汁だから」と拒否して鰹節で出汁を取り、それで作ったつゆに麺を入れ、炒めた肉そぼろを麺が隠れるほどたっぷりと載せた。天かすが挽肉に変わっただけで、素ラーメンと同じ発想なんですよ。
 下戸なのに、なんでグラス半分も飲んじまうかな五郎さん。あそこは乾杯して口を一瞬つけておしまいでいい。たしかに目の前に生産者がいては厳しいけど、下戸にアルコールは毒なんだから、そこは理解していただくべし。
 おかげで寝過ごしてギリギリのチェックアウトのうえにアポを日延べ。フォローしてくれる同僚のいないソロで、これは危険すぎます。今回は相手が寛大だから助かったけど、下手すると仕事減らしちまうべ。
 鉄板の店は外観が素晴らしいですね。素っ気のないドア、壁には検針器を外したまんまの空枠、そして二階のベランダに括り付けた看板。昭和だなー。
 ホルモンとかやっぱ、プロに焼いてもらうほうがいいですよね。大きな鉄板でダイナミックに焼くというのは、もうそれだけで説得力があります。フライパンでチマチマなんて、やってらんねーです。しかし、鉄板とヘラで卵焼きを……あの店すげえ。
 あ、駄目だ。焼きそば食べたくなってきた。