当時、『機動戦士ガンダム』はハインライン著『宇宙の戦士』のパクリと、よく言われていました。
が。これは誤解ですね。
あえてパクリとするなら、実は『スターウォーズ』(もちろん第一作目)の丸々全面パクリだと個人的には思うのです。
根拠は……いちいち挙げずとも判ろーが(笑)。
まあ、その『スターウォーズ』を作ったルーカス監督は邦画(黒澤作品や怪獣映画)にかなりの影響を受けたと明言してますからね。
ネタやアイデアの泉は太平洋を越えて行ったり来たりするわけですな。さながら移動湖のように♪
『宇宙の戦士』をパクったと言われてしまったのは、「機動歩兵」と「機動戦士」、「パワードスーツ」と「モビルスーツ」という用語の類似と、ハヤカワ文庫に収録されたパワードスーツのデザイン画(@スタジオぬえ)にガンキャノンが似ているからだと思われ。
でも探しても、そのくらい。他に『宇宙の戦士』との類似点なんて皆無だからね。
『宇宙の戦士』を『ガンダム』の元ネタとするのは、一部のヲタ評論家による強引な論法にすぎないんじゃないのかな。それとも富野監督が明言しておられる?
思いつくきっかけの一つくらいには、なってたかもしれませんけどね。でも「元ネタ」は言いすぎじゃないかな。