(旧暦 神無月廿二日)

 責任問題になると全権を或人に押しつけ、ドラマ再起動となると自分がトップと主張する副社長のゲスさが、よろし♪
 でも、けっきょく大和田さんは暗殺ちゃんに撃たれてドラマ頓挫。ヒューマギアと飛電の評判ガタ落ち。ザイア社長の筋書きどおり、ということですか。
 ザイアは飛電と共同開発の形でヒューマギア開発に関わっていた。その関係で、キーの規格が同じということなんですね。
 たぶん共同開発ってのが、そもそも飛電の情報を得る目的だったんだろうな。会社規模が違うんだから、その気になればヒューマギアの主導権も取れてたはずで。それをあえてやらなかったのは、ヒューマギアに関するリスクすべてを飛電に負わせるためか?
 まあ、或人の爺様がやり手すぎて、ザイアでも勝てなかったって線もあるけどね。それで、今その仕返しに動いてるという可能性もあるか。
 大和田さんが辛くも助かったのは、暗殺ちゃんがミスったのか、滅の命令に背いて手加減したのか。どちらにしても、シンギュラリティしてるっぽいですよね。「勝手にやった」という迅の報告に滅が満足そうだったのは、暗殺ちゃんの覚醒を望んでいるということなのかも。うーん、そのわりに迅の覚醒はリセットしちまったけどなぁ……判らん。
 株の暴落続きのうえに、ついに強制捜査。飛電に明日はあるのか?





 ひでりがみは目だけでなく腕も脚もそれぞれ一つなんだが……まあ一本腕じゃ漫画も描き辛い……いや待て待て。水木しげるさんこそ片腕で、あれだけの名作群を描き続けてこられたじゃないの。
 あー、世論に対する忖度か。身障者をイメージさせるとか何とかで、ひでり神を二臂二脚にしたのか。ったく、くだらん。

 角富さんみたいな編集、今の時代に実在するんだろうか?
 昭和にはいたんだよね。編集長や、さらに上の決定に対して自身の進退をカタにしてでも作家を推した人。それでも叶わないと独立してでも、その描き手をバックアップした。
 しょせん今どきのリーマン編集に望むのは無理な話か。

 追い詰められながらも、ひでり神は暴れることなく。
 代わりに出向いた鬼太郎も、けっきょくは何もせず。
 バトルも制裁も一切ない回は珍しい。
 あー、ねずみの投獄は、ま、あんなもんでしょ(笑)。あれだけのサーバー、よく集めやがったもんだ。

 最後に、非道な雑誌より角富さんが興した新雑誌のほうが売れてる描写がさりげなくあって、ハッピーエンドと言えるんじゃないかな。
 にしても、ひでり神は自分の家だからともかく、角富さんはどうやって出入りしてるんだ? 浮かんでる雲だぜ?

 ところで今って、インク(墨汁)やトーンを使って手描きしている漫画家さんって、いるんだろうか?
 ああ、もちろん下積み時代を手描きからスタートしたベテランさんは除いて、今デビューする人って意味ね。