(旧暦 長月廿六日)

 いっちゃあアレですが。
 CDが席巻するまで、民放の雑な深夜放送ですら、針飛ばすなんて失態は、まず無かったですよ。
 それが天下の NHK-FM の大本番で、やらかすとは……ブースの技術者には、もっともっともっともっとレコード盤とターンテーブルに触れさせるべきですよ。

 郷ひろみさんの名前が出たもんだから流すと思ってた『林檎殺人事件』(涙)。

 盤面に針を落とすのはリフターが最善。
 止めた状態で曲間に針を落としてからスタートするのが確実。DDプレーヤ(特にテクニクス製品)なら一瞬で定速に立ち上がるので完璧♪

 確かにB面は基本“捨て曲”ですが。
 あの大ヒットした『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』はB面だったんだぞー。

 かける前に回転数くらい、ちゃんと確認しようぜ。な?
 頭出しくらい、ちゃんとやろうぜ。な?
 プロなんだから。



 思い込み補正がかかっているに違いないんですが。
 言ってみればプラシーボ効果みたいなもんに決まってるんですが。
 それでもね。
 レコード盤の音を載せる電波を捕まえたアナログ式チューナから真空管アンプを経てスピーカから流れる音は、CDがかかる番組よりずっとアナログに聞こえました。
 そんな今日の『三昧』でございました。