闇の中で聴くNHK『ラジオ深夜便』は、ゲルマニウム・ダイオードが検波してセラミック・イヤホンが流す柔らかい音とも相まって、なかなかに趣がございました。
その中で面白い情報を一つ得られました。
月見団子。
一般的なイメージだと、丸くて白い団子を三方の上にピラミッドのごとくに積み重ねて飾る。ウチが素材屋さんからお借りしている画像素材でも、そうなってます。
ところが、こちらの地域でスーパーに並ぶ月見団子の形がね……楕円というかナマコ? そんな感じなのです。しかも、白だけじゃない!
これ、長らく疑問だったんですよね。
それが今回の『ラジオ深夜便』で判明しました。
妖之佑の知識は「月見団子の代わりに里芋を供える場合もある」でしたが。
どうやら、元々は里芋を供えていたのが、団子で代用するようになり、それが定着した、という話らしい(もちろん諸説あるのでしょうが)。
で、当然のこと、里芋は必ずしも球形とは限らない。
つまり、あの楕円形で白くない月見団子は、そーゆー里芋をかたどったのだと、そういうことだったのですね。
ああスッキリ。