けっきょく、数日かかりましたよ。サブ機の更新に。
あれこれ脇道に迷い込みましたけど。
終わってみると、そのルートが見えました。
かついまんでお話ししますと。
Windows 10 一周年の更新(1607)が落ちてきて。
それのインスコ途中で止まってしまったタイムアウト・エラー(おそらく、MS側の鯖が大負荷のために、こちらにレスを返さない状態が長く続いた)が発端らしく。
しかし、その前に、わりと大きな更新があり再起動もしていたため、そっちを 1607 と勘違い、今回の 1607 を 1607用のパッチ KB3189866 と誤解して KB3189866 のトラブル向け対応策を取ってしまったために事態がややこしくなった。
ということでした。
いちおうは妖之佑の確認不足だったわけです。
でもねー。
言い訳かもしれませんけどねー。
1607 への更新作業中の表示がサー。
「1607 の累積更新」って出てたんですよ。これでは、1607 が入ってる環境に 1607用のパッチが落ちてきたと思うじゃありませんか。思いませんか? 思いますよね?
なのに実は落ちてきたのが当の 1607 そのものだった。これ、MS社の日本語がおかしいですよ。
で、まあ、あらためまして。
1607 のインストールに数時間(ダウンロード時間は、もう意味不明レベル)。再起動が三、四回ありました。
それから KB3189866 の適用に二時間ほど(ダウンロードは勘違いしていた時点で手動で済ませており、スタンドアローンでのインスコ)。
疲れました。
しかもです!
おそらく 1607 のせいでしょう。「Classic Shell」と「Winaero Tweaker」によるカスタマイズすべてがリセットされてました! おまけに「Classic Shell」の実行ファイルが消えてましたよ。orz
「Classic Shell」フォルダにアップデーターは残っていたので、それで最新版を入れて、カスタマイズのやりなおしです。
ユーザーに無断であれこれ通信する部分も確認。
オンになってた所すべてオフにしておきました。
この途中、何度も操作ミスをしましたよ。
どうも、マウス・ポインタの挙動というか反応が微妙に変わってしまっているようで。困るんだよなぁ。
唯一、良かった点は。
消えてしまって不便になっていた、プルダウン・メニューのノートン先生が復活してました♪ これでファイルやフォルダを右クリックからのスキャンができます。ああ、よかった。
まあ、これとて、もともとが消えること自体、あってはならんのですがね。
それにしても、10 は、やっぱり使い辛いです。
PC側での作業にて、進捗を明確に表示してくれない。なので停止してしまった場合に、どの段階で止まっているかが素人では判断しにくい。
今回の件で強く感じたのは。
MS社はメンテ系の操作一切をユーザーにさせたくないのだろうな。
ということです。
ユーザーは、ただ見たいサイトを見て、買い物して、動画を楽しんで、メールなどで会話して、それで終われ、ということ。PCの中身を見ようと思うな。まして中身をいじろうなどと絶対に考えるな。それはMS側が裏で、こっそりやっとくから、すべて任せろ。おまえらは何も触らなくていいし知らなくていい。気にするな。いっそ忘れろ。
言わば、車に乗ってもハンドルを握らず、目的地を入力するだけの自動運転みたいなことを目指しているのでしょう。それが、Windows 10 の正体です。
XP の頃から Windows Update の設定は、自動でインストールするのが推奨設定でしたし、ユーザーに確認するのですら、インストール前の確認とダウンロード前の確認の二項目あったくらいに、とにかく少しでも自動寄りにさせたい感が強かった。
10 では、それを露骨に押し出してきたわけですよ。そもそも、10 への無償アプデで当初、「アプデしない」選択肢がなかったというのが何よりの証拠。「今する」か「後でする」かのどっちかしか選べないって、怖いよ。
だから、ユーザーに無断での通信が多いんだろうな。10 がMS製スパイウェアだと揶揄されるのも当然でしょう。
そういったことが、実際に 10 を使い、更新作業を経て、確信めいたものへとなりました。
更新過程での素人感触ではありますが。ダウンロードは当たり前として、どうも 10 は「インストールの準備」やインスコ直後の再起動中においても、“実家”と交信しているような感じですね。その最中にメイン機でのアクセスが激重に、つまり回線が占有されることがありましたから。こりゃ、あれこれ告げ口してるんだろーなー。
7 や 8.1 のサポートが終わったとき、さて、どんな事態となることですか。
未来モノSFによくある監視社会にならないといいのですが……。
時間を無駄にして、いちおうは完了したものの。
実のところ、まだ安心はしていない。
使いつつ何度か再起動して、それで何事もなければ、ようやく信用(仮)できるかな。