夏至 (旧暦 皐月十七日)

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があります。
 定例会見も拒否、説明責任すら放棄したまま夜逃げ同然に辞めていく都知事は、これと真逆です。
 笑えるのが、カバン芸人な前知事のときですら行われた都庁職員のかたがたによる花束付きお見送りが、今回は無いという事実(爆)。そう言えば、普段なら「ノーコメント」がデフォな職員のかたがたが、今回に限ってはフツーに出待ちインタビューに答えておられましたよね。
 まあ、あんな無責任ゴミクズ下衆ハゲなど、もうどうでもいいです(無論、公金流用については、関係各位に引き続き厳しく追及していただかないと困りますが)。
 都民の皆さんにとってお気の毒なのは、後継者問題でしょう。候補に取り沙汰されてるのが、とにかくまーロクなのがいないという悲劇。と言うか、ここまでくると喜劇かもしれません。
 あかんのは、「著名人を担ぎ上げれば集票が楽だ」と考える政治屋どもの貧しい発想でしょう。今度の参院選でも、有権者年齢の引き下げもあって、露骨な著名人作戦が展開されると容易に予想できますし(しかしながら、ここ十数年間を見ますと、青島さん、石原さん、猪瀬氏、舛添と、著名人続きなんですよね都知事。これはもう、選んだ都民も自業自得かな?)。
 いつまでこんな子供騙し選挙が続くんでしょうね。これが改められない限り、日本の政治がマシになることなんて、ないんですけどねぇ。
 とは言え、有権者がチョロいうちは改善なんてありえないよな。