節分 (旧暦 師走廿五日)

 ガンダム・フレーム

 アクマイザー3ごっこをやってみた(笑)。

 ガンプラを作ったの、実に種死のザク、グフ、ドム以来。
 相変わらず良く出来ているだけでなく進化していますし、価格が凄いことになってますね。特にバルバトス。このパーツ構成で実売価格が千円を切るって……驚きましたよ。
 いやまあ、今は設計さえ完成すれば、あとはチラシの印刷と変わらん手間で大量生産できるんでしょうけどね。それでも凄いや。
 何も手を加えない素組みですが、それぞれ二時間くらいずつかかりましたよ。衰えたのかなぁ、手先(汗)。





 さてさて。

 気づけばMS戦闘シーンが一ヶ月ぶりだった、つまりドルト3の街なかを駆け回るだけのエピソードに一ヶ月もかけてるという……どうしてこうなった?
 たしかに、それまで世間知らずで言わば机上の空論での火星解放を目指していただけのクーデリアさんにとって大きな転機となる場所ではあったのですが(て言うか、本当なら火星での戦闘で、とっくに理解してなきゃあかんことではある)。肝心の中身がスッカスカで、どうにもねぇ。あれだと四話もかける必要ないと思うんですよ。
 チョコの隣の人が言ったとおりです。「随分ずさんなシナリオ」ってことね。
 同じ四話使うなら、クーデリアさんが残酷な現実に直面して引きこもって葛藤して立ち上がるまでに費やすべきだったなと思います。つまり、ダラダラやらずにサッサと暴動シーンから始めて、すぐにMS戦を経てドルト脱出、地球へ向かう途中でクーデリアさん復帰の流れね。

 いろいろな要素はあったのですよ。

 地球圏も火星と大差ない差別社会である。
 フミタンはスパイだった。
 ノブリスはクーデリアを派手に死なせる目的で支援していた。
 チョコの隣の人あらためガリガリさんは案外と善人。
 赤いMSを駆る仮面の人、登場♪
 阿頼耶識システムキックバックはハンパねーぞ!

 ただし。

 フミタンの動機が曖昧のまま放置されてるとか(ただ「真っ直ぐな眼差しが嫌い」というだけでクーデリア暗殺にまで手を貸すものか? もっと強い理由がないと無理がある)。
 わざわざドルト圏全体の不満分子を燻りだして殲滅することの利が理解できない。ドルト3のデモ隊のみをテロリストとして逮捕、見せしめにするのが最も効率が良いはず。あの人たちって現場の労働力なのに、それを掃討しちまったら以後の業務がどうなるか? ギャラルホルンは、それも想定できないほどのバカの集まりなのか?(まあ、だからガリガリさんは「ずさん」と評したのだが)
 デモ行進の中を「クーデリアさんですよね!?」と声をかけた男は、明らかにノブリス側の仕込みっぽかったのに、その後の暴発の際にはギャラルホルンの部隊に向けて敵意の視線を送っていた。いやそこは、奴一人だけ人の波の中をスルッと逃げていくシーンを入れろよ。
「荷担するつもりはない」と言ってた取材スタッフは、ちゃっかりクーデリアさんの演説に協力してるし。いや、あんたら話を聞きたいだけじゃなかったの? 収録ならともかく生放送だよ?
 て言うか、実の兄に裏切られたビスケットの気持ちって、あれだけで完結? 意外とドライなんですね、ビスケットって。

 といった疑問あれこればかりが残って、まるで「十四松まつり」を観たように頭が混乱して気持ち悪いです(爆)。
 四話も使ってこれでは、雑と言ったところで怒られる筋合いはありませんよ。

 あー、仮面の人はね、どうでもいいです。
 高級ホテルの中をあれで歩いて、よく通報されなかったな、としか。

 この一ヶ月間の中で良かったのは、ただ一点。
「もうフミタンじゃない」というミカの台詞だけでした。
 残念。



 グシオンは元々の姿に戻るのかと思いきや。
 かなりの寄せ集め感なのが、逆に新鮮でした。あそこまでアンバランスにデカい盾はガンダムではサイサリス以来かもですね。

 自分が乗るなら、やっぱり海賊仕様のグシオンかな。
 バルバトスやキマリスに比べて生存率高そうだから。戦闘空域で正確に装甲の隙間を狙ってくるようなバケモンは、そうそういないでしょうし。