(旧暦 神無月十八日)

『魔女の旅々』
 前回に続いて、切り裂き魔のお話。
 とは言うものの、前回の大笑いオチに対して今回は、とんでもなく業の深いエピソードでしたね。救いのカケラもない、本当に絶望しかない結末で。
 いや、真犯人については、もしも自分が書くとしても、あいつしか思いつかないのですが。とにかく結末というか因果がね。むごい。むごすぎる。
 OPがなかったのも、これの予兆だったのかな。EDは真っ黒だし。
 異世界魔法モノで、まさか過去改変からの世界線の分岐に言及するとは思いもしませんでした。

『神様になった日』
 佐藤ひなは、不治の病が理由で父親に見捨てられた子だった。
 彼女を神様にしたのは爺様。研究の成果で病気を治した(?)うえに、超有能にしたということでしょう。冒頭のシーンはリハビリ&英才教育。
 爺様は陽太の両親の旧知でもあって、二人は事情をすでに聞いていた。なのでソッコー、ひなを迎え入れた、と。
 そんな境遇なのに、ひなの父親に陽太が会いに行くとか、いきなり重たいな。ひな自身がケロリとしているので救われますが、本心はどうなんだろう。
 医師である父親の予言が不吉ですね。ひなの病気は完治したわけではなく、消える寸前の蝋燭が輝くようなもの、って感じがするから。あるいは、それが「世界の終わり」なのかも。
 オーディンは自らの目玉や命と引き換えに全知全能を手に入れた。そして世界の終わりを知ってしまった。
 オーディンを名乗るひなが支払った対価とは、いったい…………。

無能なナナ
 こっちもOPがないなと思ったらの急展開。
 いやー、中原犬がL3発症したかと思いましたよ。(;^_^A
 OPでもっとも目立ってた眼鏡がようやくのご登場……いや、前から登場はしていたわけですが。
 遺体の群れの説明もしてくれて、事件のある程度が判りました。
 能力がチートすぎるとは言え、あのナナを手玉に取るとは。
 さて、ナナはどうする?

『アサルトリリィ』
 大浴場に妖怪・毛羽毛現が出現♪
 運動会なのかガンダムファイトなのか、はっきりせい。
「工廠科全面協力のもとチャームに高級オプション付け放題」って褒美じゃないよ絶対に実験台だよ。何せ、あいつだぜ。「ゴリゴリにチューニングして、ぐろっぴもイチコロのはずだったのに」って眼鏡のマッドサイエンティストだぜ。
「初心者が無茶するのは私の役目じゃなかったんですか」と喚く梨璃の自覚がメタ的すぎてもう(笑)。
 コスプレ大会まで怒濤のギャグ&アクションでしたが…………ゲヘナなぁ。不穏な名前が出てきたと思ったらの、Cパートで真相の露見。
 やはり人工リリィでしたか。しかも原材料はヒュージの幹細胞。そりゃあ、ヒュージが研究施設を襲ったわけだよ。自分の“子供たち”にマギを与えて解き放つつもりだったんでしょう。子に自らを喰わせる母蜘蛛のように。
 理事長代行が保護と引き渡しの間で揺れているようですが、そもそも兵器として作るなら人としての心を与えなければよかっただけのこと。心がある時点で「人」として扱うべきでしょう。グローバル艦長なんてDNA配列が地球人と同じという理由だけで、ゼントラーディー脱走兵たちを一般の亡命希望者として受け入れたんだから。
 もっとも、ゲスな開発側の考えは想像できる。人の心がないと戦闘中での微妙な判断ができない。「プロジェクト・アリシゼーション」の連中も、それであんなクソ実験をしていたわけだし。
「ヒュージは箱船」説は興味深いですね。それなら地球環境が崩壊しても、別の場所で生態系を再現することも理論上は可能。神様のしたことなのか、どこぞの狂った科学者がやったことなのか。ともかく、バックアップの方法としてはアリだな。ヒュージの攻守力がクソ高いのも、持っている情報を守り抜くためと考えれば合点が行く。
 楓さんはスパイではない、と信じたいですが……さぁて。

おそ松さん
 天狗さんのお山である高尾山をナメてはいけない。
 とは言え、完全装備だった十四松まで、なぜ?



 なんで『ひぐらし』を…………いや、いいよもう。