立夏 (旧暦 卯月二日)

 触発されたので、少しラリー車について無駄話など無意味にダラダラと。
 ダラダラ無駄話なので当然のこと、まちがっていても「だが私は謝らない」。



 まずは妖之佑が個人的に好きな日産車から。

※ ダットサン 210
 1958年オーストラリア大陸一周ラリーにてクラス優勝。

※ ダットサン 310(初代ブルーバード)
 1963年サファリ・ラリーに参加するもリタイア。

※ ダットサン 411 1300SS(二代目ブルーバード)
 1966年サファリ・ラリーで総合五位・クラス優勝。
  監督によるレース記録が出版、後に『栄光への5000キロ』の題名で映画化。

※ ダットサン 510 1600SSS(三代目ブルーバード)
 1968年サファリ・ラリーに試験参戦。
  日産社員の運転による無改造フル・ノーマル車で完走。
 1969年サファリ・ラリーで本格参戦。総合三位・クラス優勝・チーム優勝。
  総合三位に終わったのは観客の悪質な妨害行為のせいとも言える。
  映画『栄光への5000キロ』の撮影用ロケ車も総合五位。
 1970年サファリ・ラリーにて総合優勝・クラス優勝・チーム優勝の三冠。

※ 日産 フェアレディ 240Z
 1971年サファリ・ラリーで総合優勝。
  この年は日産に勝たせない目的で大幅にルートを変更。
  日産は不利な 510 から 240Z に乗り換え。結果は日産の勝ち。ザマァ♪ 
  欧米のスポーツ界は、よくこの卑怯な手を使う(F1のホンダ虐めとか)。

※ 日産 610(ブルーバードU)
 1972年サファリ・ラリーで総合十二位(240Z との共闘)。
 1973年サファリ・ラリーでチーム優勝(240Z との共闘)。

※ 日産 710(初代バイオレット)
 1977年サザンクロス・ラリーで総合優勝。
  参戦した車はLZエンジン搭載のバケモノ。

※ 日産 A10(二代目バイオレット)
 1979-82年サファリ・ラリーを四連覇!
  日産のラリー参加は、これでひとまず終わり。

 やっぱり昭和の日産は強かった。

※ ニスモ U12(八代目ブルーバード)
 日産の四駆システム「アテーサ」を初めて採用した車。
 ファクトリー参戦はないものの、ラリー向け仕様の SSS-R がニスモで販売されていた。
 ニスモとしてアテーサ搭載車が WRC に参戦していたら、どうなっていたんだろう?



 お次に、これも妖之佑が好きなマツダ

※ 323(ファミリア 4WD)
 WRC グループAの常連。

 マツダは、1990年代初めに WRC から撤退。時期を同じくして、ル・マンからも撤退。
 当時の筆頭株主フォードの意向があったかもしれん。みんなバブル(崩壊)が悪いんやーっ(涙)。



 そして、WRC では絶対に外せないトヨタ

※ セリカ GT-FOUR
 ST165 、ST185 、ST205 と三代続いた WRC の覇者。
 レギュレーション違反によるペナルティを機に撤退したのは残念でならない。



 もはや永遠の名前とも言える三菱「ランエボ」の系譜。

※ ランサー 1600GSR
 1973-76年サザンクロス・ラリーで四連覇。
 1974年サファリ・ラリーで優勝。
 1976年サファリ・ラリーでは1・2・3フィニッシュ。
 「GSR」は、この初代だけでなくセレステやギャランGTO などにも付けられた三菱の栄光ある名。

※ ランサーEX 2000ターボ
 1982年1000湖ラリーで三位。

※ パジェロ
 パリダカと言えばパジェロパジェロと言えばパリダカ
 これ以上、何を言えと?

※ ギャラン VR-4
 1991-92年コートジボワール・ラリー二連覇。
  このときのドライバーは、あの篠塚さん。

※ ランサー エボリューション
 まさに「降臨、満を持して」なランエボ
 平成を駆け抜けた三菱ラリー車と言えば、これしか無かろ?



 乗用車に四駆を採用したメーカーと言えば他を置いてもスバル。

※ レオーネ RX
 パートタイム四駆ながらサファリ・ラリーを連戦連破(クラス優勝)。

※ レガシィ RS
 スバルとして初めてフルタイム四駆で WRC に参戦した車。
 ただし、サーキットでの活躍のほうがメイン。

※ 555(インプレッサ WRX
 ランエボに並ぶ、平成のラリー車。
 1995-97年の WRC を、メーカーとして三連覇。
 ドライバーとしても都合、三度の優勝。
 個人的には初代の「平目」が好み。もちろん戦闘力は「丸目」「涙目」「鷹目」の二代目のほうがあった。
 スバルは、2009年に WRC から撤退。

※ WRX STi
 インプレッサから独立。
 残念なことに、ラリーではプライベート参戦のみ。
 むしろ、STI によるニュルブリンク参戦がメインか。



 外国車についても軽く触れておく。

※ BMC ミニ クーパー
 1960年代のモンテカルロ・ラリーと言えば、これでしょ。

※ フィアット 131 アバルト
 地味な車体で高性能。
 やっぱりアバルト・チューンは憧れ♪

※ ランチア ストラトス
 1970-80年代は、ランチアが強かった。
 中でもストラトスはラリー専用に設計したものを参戦資格を得るための最低ラインだけ市販向け量産したという代物。同じ手を過去にプリンスがスカGで、やってた。まあファクトリー・チームの常套手段だから(笑)。

※ ランチア ラリー
 続くラリーも同じ経緯で量産されたが、ストラトスに比べて地味な、そして後のデルタにも通ずるデザインから、ストラトスほどのインパクトは無い。

※ ランチア デルタ
 ストラトスも強かったが、とにかくデルタは強かった。
 70年代ならともかく、80年代に5ドアのハッチバックWRC を闘うという……何を考えていたんだか(笑)。

※ アウディ クワトロ
 国際ラリーで四駆、と言えば、クワトロの名が真っ先に挙がる……よね?
 ランチアストラトスやデルタ同様、アウディもクワトロをどんどん進化させていったから、全部を把握していない。



 他にいくらでもありますが、妖之佑の興味ないものはスルーの方向で(苦笑)。