(旧暦 長月廿四日)

 産経や読売の朝日叩きは、もうほとんど「目クソ鼻クソ」レベルであり、それに乗せられた一般市民の反応が集団ヒステリーかと思えるほどに、今の様相は異常だと思います。あの小林よしのり氏ですら危惧する意見を発しておられるほどですから。
 そんな中で、冷静なのが↓の記事ではないかと。

http://mainichi.jp/select/news/20141018k0000m040011000c.html
(毎日jpの記事)

 まあ、右側の人たちに言わせれば、この記事ですら売国行為なんでしょうけどね。
 言論封殺というものがどれほど危険なのか、言いたいことを言えない社会がどれほど暗くて怖いものか、少しは自分の頭で考えてみてほしいですよ。
 それとも、そんな想像力すら失うほどに思考停止しているわけですか? それこそ、国民総奴隷化を目論む連中の思う壺ですがね。
 今の日本の状況では、そりゃ国連からヘイトスピーチ批判もされますって。外から見たら変な炎上してますからね、日本。

 そんな中、個人攻撃を非難する官房長官の台詞が空々しかったですね。
 そもそも国民を朝日叩きに誘導したのは安倍政権だというのに。



 ちなみに。
 愚かな有権者たちが安倍を支持した最大の理由であるアベノミクスですがね。
 とっくに失速、あるいは破綻してますぜ。
 そもそも「意図的にインフレさせれば賃金が上がる」なんて論理、成り立たねーだろーが。
 て言うか、最初の頃に株価が(ほとんど瞬間的に)上がったくらいの効果しかなかったんでね? あのときに嬉々としてはしゃいでた個人投資家たちの阿呆面をニュースなどで観てて、「ああ、こーゆー馬鹿どもに日本はダメにされてくんだな〜」と思ったものです。そしてそれは現実となりつつある……。
 例え話。
 一円でも安くティッシュを買うために遠くの店に車で走る主婦に対して亭主が一言、「ガソリン代いくらかかった?」。
 アベノミクスに喜んでた個人投資家は、この主婦と同じなのですよ。持ち株の値が上がったところで、生活必需の出費がかさんだら何にもなりません。消費増税とセットになっているアベノミクスってのは、そーゆーものだと気づけって。