天一天上、浅草観音四万六千日 (旧暦 水無月七日)

 後の歴史教科書に。
「この日が日本の議会制民主主義と平和憲法が終わる分岐点であった」
 と載るかもしれんですね。

 安倍自民のやり口が、まだ理解できないのか? 選挙期間中は改憲の「か」の字も出さず、勝ちを確信した途端に改憲を声高に吠える卑怯な手口が。
 今さら「自民に入れた有権者は、経済面での改善を期待しただけで、改憲支持はしていない」などとほざいても後の祭り。連中は過半数を取った時点で「有権者から全権委任されたから何でも好き勝手やっていい」と解釈します。

 日本の有権者が愚か者の極みだと、よーく判ったですよ。日本人って心底からの家畜なんですかねぇ……。
 どこか平和で静かな国に移住したいですねぇ。納鳴村が本当にあるなら引っ越したい心境ですよ。



 もう一つ言うと野党の情けなさが目立ちましたかね。
 特に、18〜19歳の初選挙を迎える有権者たちへのアピールに大失敗したと思います。

 ここはね、自民(と言うか自民・右派への協力者や支持者層)の動きが巧妙でした。
 ネットを少し歩いてごらんなさい。判りやすい例えならヤフコメが露骨なまでに極右です。情報をネットでしか入手しない層は、あれが「普通の世論」だと勘違いしてしまいかねません。
 これらの声が SEALDs を全否定するのも病的とすら感じました。学生主体の活動なのだから主義主張に誤解・誤認があってもあたりまえのこと。そんなところすら容認できず、とにかく否定する姿勢が、一切の反論を許さない思想弾圧と何ら変わりないように不気味にすら思えました。
 どう考えても普通の市民意見がランダムに集まっているわけでなく、組織的な成りすまし情報操作と、そこに引き寄せられた類友でしょ。純真無垢だと、そこまで見抜けないでしょうから、「朝日と毎日と、ついでに SEALDs は日本を滅ぼそうとする反日組織だ」と擦り込まれるワケ。
 私に言わせりゃ産経こそ「無責任に極右思想と好戦的思考回路を植え込む害毒」なんですけどね。もしも開戦したら自衛隊人民解放軍に楽勝するなんて、どの口が言えるんだよ!? 相手は人の命など石ころほどにも思わない既知害国家の基地外軍隊なんだぞ。人を殺したことのない自衛隊が勝てると、なんで思うかな?
 もちろん、新聞を読み慣れている人は産経新聞が新聞の形をとったゴシップ誌レベル、あるいは譲ってもタブロイド紙レベルのものでしかないことなど知ってますけどね(ある記事を現場取材を一切せずに書いていたとバレたのは、つい先日だったかな〜♪)。でも、紙の新聞を読まない層にとっては、産経も一流新聞と誤解してしまう。危ないなんてもんじゃありません。ネット上での対等さ平等さの弊害ですね、これは。

 いちがいには言えませんが。
 毎日(あるいは朝日)と読売と両方を読んでバランス取りするのが一番マシですかねぇ。ただし、Gファン以外のかたは読売のスポーツ欄を完全スルーの方向で(爆)。
 濃ゆい味付けがお好みなら、夕刊フジ日刊ゲンダイを併せ読むほうが楽しめるかもしれません(どちらか片方だけでは偏食が原因の重い病になりますから念のため)。
 ああ、あと、お金を転がす人は日経も読んだほうがいいでしょう。オイラみたいな貧乏人にゃ、かんけーねーですが(苦笑)。

 まあ、そう言う私は LITERA の記事集めが気に入っているので、右側の怖い怖い人たちから叩かれそうなのですが(汗)。
 でもね。U.S.A. などのような二大政党政治が確立していないこの日本では、マスコミの使命は政権監視に重きを置くべきだと思いますよ。政権肯定の発言は政権自らと金持ちがやればいい。それだけの力があるんだから。で、マスコミは力のない一般庶民の側に付いて政権を批判する立場を維持すべきです。だって、自民に真っ向対立できるだけの力を持った政党・勢力が今の日本には存在しないのですから。なら、マスコミがやるしかないじゃありませんか。
 て言うか、本来のジャーナリズムって権力と闘うものでしょ? 提灯持ちやヨイショするものじゃないでしょ? ペンが剣に擦り寄って、どうしますか!