八せん終わり (旧暦 如月廿七日)

 地上波初登場ということで観たわけです、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』を。
 公開当時、巷の評価がクソミソだったのだけ憶えてますから、どんなものかとwktkでした。

 ふーむ。
 それほど酷いとは思いませんですね。これを批判するくらいなら、むしろスピルバーグ監督の『宇宙戦争』のほうが劣悪だったと思う。
 その『宇宙戦争』の第一作目(1953年公開)の公式続編なんてTVドラマ(邦題『エイリアン・ウォーズ』)で毛色も激変してましたからね。それと比べても、あーた。
 続編や二番煎じが叩かれるのは世の常なので、ある意味、宿命なのかもしれません、酷評の存在は。

 そうですね。前作『ID4』と基本的に同じストーリ構成というのが顰蹙の原因でしょうか? たぶん意図的に前作と合わせてますよね。特にあの基地が一瞬で破壊されるシーン。
 米大統領が地球を救う陣頭指揮、というのを叩く意見もありますが、それは米映画なのだから仕方ない。『宇宙戦艦ヤマト』シリーズなんて、日本人だけで異星人軍と闘い続けたんだから、人のこと言えませんって(爆)。

 良くも悪くも感じたのは中国の台頭です。
 作中に日本人の影がどこにもなく、東洋人イコール中国人という構図になっている。制作に中華資本がガッツリ入り込んでるんでしょうね。
 これもまた時代の流れ。仕方のないことです。

 個人的に好きなシーンは、劣勢になった地球軍勢が連絡網などなどに短波通信を使ったこと、レトロな短波受信機が活躍したこと、ですね。
 旧型のスクールバスも、よく頑張った。
 アナログ万歳♪