(旧暦 弥生七日)

 ようやく科学的視点での意見が出てきましたか。

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2104/15/news080.html

 そもそも、本当に意識すべきレベルの有害さなら、ディスプレイを作る段階で考慮すべき、いや、せにゃならんものです。要するに、モニタ画面そのものに青いのカットさせろよ、ってコト。
 さもなくば、画面全体に貼るシールですね。どう考えても眼鏡より無理がない。
 昔は無かったけど、今は電車、バス、そして自家用車も、ガラスにUVカットは、あたりまえです。それと同じことが青い光についても、むしろ自然に進むものなんじゃないかなと。本当に深刻な害があるなら。
 そうならない時点で、青い光の話はケータイの電磁波より眉唾なんじゃないかと。
 とある眼鏡ブランドは、これの健康被害を声高に掲げて大儲けしたようですが。

 そうだよなー。むしろ電磁波のほうが気になるよなー。
 だって、ケータイやPCに限らず、今の家電みんなIT化されてて互いに電磁波のやりとりしてるようなものだし。オイラの頭の中も日常的に Wi-Fi の電波が通過してるだろうし。
 だからって、今さら電磁波の無い文化的暮らしも難しい。
 もしも電磁波有害説が本当なら……人類と、ペットなどの飼育動物も種族として悲惨な結末を迎えるぞ。
 なるべく早急に是非を解明してください、頭の良い人たち。
 で、もしも本当に害があるなら、とにかく有効な対策をお願いしたいです。



 そう言や、同じ白背景に黒文字でも、紙の本(反射光)と電子書籍(自発光)では目への負担が桁違いという話があったっけ。
 実際、読んでて疲れかた違うし。
 やっぱり紙の本を買おうよ。

土用 (旧暦 弥生六日)

 あの吸血鬼の赤ん坊、名前が根岸彰子ってのは明らかに転生者ですな。
 根岸……根岸……聞き憶えあるんだよなぁ。
 つか、クラス連中の名前が出るのは、紅葉狩りのときが一番多いから……あ。リホ子だ。リアルホラー子。
 うわ。それが、そこそこスキル持ちの可愛らしい吸血鬼に転生? 赤子であれなら、成長したら絶対に美形になるヤツ?
 そりゃ蜘蛛子さんも転がって喚きたくなりますわな。
 人間視点ゆえ、つい今し方まで盗賊どもを殺戮した奇っ怪な蜘蛛型モンスターがゴロゴロしてダダこねるってェ、実に不可思議な絵になってますが(笑)。
 つか蜘蛛子さん、クラスメートの名前くらい憶えとけよな。

 で、人間パート。
 バカと長兄が結託してクーデター。
 王様を暗殺して、その罪を勇者になすりつけるのは長兄の立てた計画でしょうね。馬鹿にそんな知恵はない。
 馬鹿はスキルで女性二人だけでなく兵士たちをも洗脳。
 そうだよなー。王様がいてお城があって、美男美女の若と姫。まさに王道、時代劇。これで下克上なお家騒動にならなかったら、創作する意味ないよねー。
 絶体絶命のピンチにかけつけるのは大魔神……じゃないけどヒーロー。いや、あんた女子やろ。
 て言うか、たしか地龍だと思ってましたが、空飛んできた。え? 色も激変してるし。これは勇者との契約の効果なのか? よく判んないけど。
 進化したてだから、そこまで強くないだろうけど。それでも体格からのパワー差はあるから、当面は何とかなるか。
 問題なのは、馬鹿をあっさり退かせたあの女。地龍にも怯まなかった不穏で不敵な女。あれ、岡ちゃんにスキルすべて消されて荒れてたバカに助け船(?)を申し出た、自称クラスメートだよね。特徴は右目のところに泣きボクロ。
 あー、蜘蛛子さんが助けた吸血鬼の赤ん坊も右目のとこに泣きボクロ。
 岡ちゃんとの会話で「ねぎ―」「その名前で呼ばないで」とかやってたし。
 あいつ、根岸彰子で、まちがいないでしょう。美形に転生したんだから、リアルホラー子と呼ばれていた過去は捨てたということかな。それでも、岡ちゃんまで殺そうとするのは、吸血鬼だからか、かなり精神がブッ翔んでる……いや、魔王との念話で「計画に支障が無い」とあったから、あれでも追い立てただけ? うーん、判らん。
 つまり、十五年前に蜘蛛子さんが赤ん坊一家を助けた結果、今になって王様が殺され、山田くんたちは危機に陥っている。とも言えるわけですか。
 これは、双方ともクラスメートなだけに、厄介な因果ですな。

 にしても、美形がエルフ(国王と面談してたお偉いさんだよね?)の生首ぶら下げるとか、蜘蛛子さんが人間の死体を喰うとか、深夜枠にしても攻めてますな。
 いいぞ、もっとやれー。

百鬼夜行

 絵馬というのは。
 願掛けをして神社に奉納するものであり、元々は馬を納めたものが後々に馬の絵になった。
 だから「絵馬」と言う。

 なので古くは、神社で買い求めるのではなく、納める人が自ら絵筆を取ったか、あるいは絵の上手い人に描いてもらったか。
 そんなところでしょう。
 それが、参拝者の利便性を考えて……と言えば聞こえは良いが、要は神社の貴重な収入源として、絵馬を頒布するようになった。かな?

 それはいい。

 で。
 某アニメのせいで聖地扱いされているらしい鬼鎮神社。
 ここの鬼が描かれた絵馬は、用途が通常と違うそうで。
 聞くところによりますと、ここの鬼絵馬は、奉納するのではなく持ち帰って御守りとして飾るのだそうな。
 つまり、鬼の力で家を守っていただく。

 以前に読んだ書籍で、太宰府のほうにある神社の鬼絵馬も、同じ用途だと知ったんですが……今、ネットで調べても、どの神社か、どんなデザインの絵馬なのか、さっぱり。
 ガセだった? まさかね。

 ともあれ。
 鬼絵馬を軒下に吊して御守りとするのは、「笑門」絵馬などと同類なのでしょうね。
 広く考えれば、伊勢の有名な「蘇民将来」の木札も、お仲間なのかもしれません。

天一天上 (旧暦 弥生四日)

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 『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 8』
 『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 8』特装版
 『~Family~』
  森田季節シバユウスケ・紅緒/ガンガンコミックスONLINE


 後悔も反省もしていない。
 確かに、何も知らずに通常版を買ったあとで特装版の存在を知り、あわてて追加で買った。
 だが、最初っから判っていても両方買ったと思う。
 だって、通常版のカバーはロザリーだから。特装版だけだと、7巻までの連中とロザリーとで不公平になっちまう。だから、最初っから判っていても両方買ったと思う。
 言っとくが、カバー外すと、まったく同じだからなー。口絵も同じだからなー。
 だが反省も後悔もしない。

『~Family~』は特装版の付録冊子です。
 キャラ紹介の他に、シバさん描き下ろしのショート作品があります。
 さらに嬉しかったのは、村上メイシさんの描き下ろしもあったこと。『ヒラ役人1500年』が全三巻完結したので、もう村上さんによるベルゼブブさんを見られないと思っていただけに、ホント嬉しいです。

 こーゆー商法は、なるべくやらないでください。
 この作品に限っては、買わざるを得なくなりますから。(;^_^A



 残念ながら、こっちで観られないアニメ版ですが。
 聞くところによりますと、アズサさんを転生させてくれた神様の声を、あの声優さんが担当されたそうですね。
 そのせいで、「十七歳くらい」だったアズサさんの見た目年齢が「十七歳」に確定したそうで♪(詳しくは、ガンガンONLINE の公式サイトをご覧くださいな)
 くっそー、本当に観たかったなぁ…………ちくそー愛知の各TV局どもめ。

(旧暦 弥生三日、上巳)

 ユニ*ロは地に堕ちた。
 人権問題は政治問題ではない。人権問題だ。
 なのに、あの社長の会見には呆れた。あれでは奴隷容認と同じではないか。

 無*良品も好きだっただけに、あの知らんぷりなコメントは実に残念。

 別に、今すぐ即行で脱中華しろなんて無茶は言いませんよ求めませんよ。
 私だって、生活の中で中華製品すべて廃除なんてできませんから。
 でも、徐々にでいいから脱中華を大手には考えてほしい。レアアースのときに懲りたんじゃないんですか?

 トミカが徐々に中華からベトナムなどに移行している。
 カシオが徐々に中華からタイなどに移行している。
 そういう姿勢を他の大手にも見せてほしいんです。

 随分と昔に、自分がバイクを買った店の大将が「このままだと日本は中国や韓国に追い抜かれて引き離される」と言ってました。
 実際、大企業を先頭に皆が競って、コスト削減を理由に国内生産をやめてしまいました。
 そのツケが今、回ってきているわけですよ。
 物作り日本は、どこに行った?

一粒万倍日 (旧暦 弥生二日)

 良い記事、と言うか良い著述だと思いました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a04340871ba8e5c890d6e4dcfedfb23e19e6b09d

 ドリフについて考えるとき、元々が真面目なジャズ・バンドだった事実を無視することはできないでしょう。
 それを(主に)いかりやさんがコミックバンドへとシフト、最終的にコント集団に作り替えてしまった。
 それもあってか、世間に広く知られるドリフの六人(荒井注さんを含む)に創世メンバーは一人もいません。
 それでも、ビートルズ来日公演の時点で弟子入りすらしていなかった志村けんさんを除き、メンバー五人全員が辛うじて「プロ・ミュージシャン」の肩書きは持っていた。
 正式メンバーの中、志村さんだけが唯一、コメディアン志望でドリフに入ったんですよね。ここ大事。テストに出ます。

 さて。
 記事中でも触れられている、当時の双璧の一翼、コント55号
 あれはアドリブというより、欽ちゃんが予め計画的に用意しておいた謂わば“二郎さんイジリ”ですね。もっと言えば猿回しならぬ“二郎さん回し”。どうイジれば回せば二郎さんを面白くできるか。
 二郎さんの反応に対して、欽ちゃんがツッコミ入れるのはアドリブかもしれませんが、たぶん欽ちゃん、ある程度は二郎さんの動きを予測してたんじゃないのかな。二郎さんの人柄を熟知してたでしょうから。

 一方、徹底的に稽古して台本を舞台上で正確に表現するという『全員集合』の形態に爆弾を放り込んだのが志村さん。
 台本に無いボケを連発して、それでも会場に爆笑を起こすため、いかりやさんも怒るに怒れない。
 これもまた、即興を意味するアドリブではなく、“計画的犯罪”ですね(笑)。それで確実に笑いを取るのが、当時からの「志村」の凄さ。
 思うに、志村さんは四人の先輩を信頼していたんでしょう。自分が台本に無いことをいきなりやっても、先輩たちは即興で拾ってくれる、と。むしろ、志村さん以外の四人こそが、アドリブを強いられてたワケ(爆)。
 二郎さんを信頼していた欽ちゃんと、共通するように感じます。

『全員集合』後の志村さんを見れば、行き当たりばったりではなく、きっちり笑いを組み立てる人だというのは、よく判る。
 そして、欽ちゃんも、55号以外の活動からすると、徹底的に台本を完成させ、それを舞台で完璧に演じ上げる姿勢。フツオこと長江健次さんが、ずっと後に、何かのラジオ番組で「稽古がメチャクチャ厳しかった」と述懐しておられたと記憶してます。
 長野五輪の閉会式で、一目瞭然。欽ちゃんは、あの完璧主義者であり徹底的自作自演主義者でもあるチャップリンのコスで登場しましたから(ただし、あの閉会式は長野五輪の汚点だと思う。あんな押しつけがましい臭い式に感動したという人の感性だけは、オイラは信用しない。名コント作家「萩本欽一」の驚くべき劣化ぶりに唖然としたよ)。

 稽古に厳しかった、長さん。
 その完成されたものを“計画的に”ぶち壊した「志村」。
 そして完璧主義の欽ちゃん。

 笑いには詳細な設計図が欠かせない。
 ということを身をもって示した方々だと思います。

 もう少し後になると、たけしさんとか、さんまさんとかが出てくるわけですが。
 たけしさんは、ともかく。
 さんまさんは珍獣レベルで異質ですね。

 にしても。
『世界は笑う』って『全員集合』の裏番組だったのか。
 そりゃ、55号も苦戦させられたわけだ。
 そして、そんな『全員集合』の視聴率を『ひょうきん族』が喰ってしまう。世代交代だったのかな。