庚申待ち

 庚申講の神様と言えば。
 青面金剛猿田彦神ですが。

 猿田彦神は、「猿」と「申」の語呂合わせからのものですので、あまり深い意味でもなく。
 ゆえに個人的には、青面金剛こそ庚申講の御本尊だと思っています。

 この青面金剛
 もちろん、正統な佛教由来ではなく、あくまでも日本で独自に生まれた神です。
 役小角が山ごもりの末に感得した蔵王権現に近いかもです。
 よって、日本以外では通用しません。

 ということも、青面金剛が庚申講の御本尊である根拠だと思うのです。
 猿田彦神には、他に大切なお役目もありますし。