庚申、十日夜、出雲大社神迎祭 (旧暦 神無月十日)

 そうなんだよな。
『スリラー』全九曲のうち、何と七曲がシングル・カットされてるんだよな。
 言っとくが、『スリラー』はベスト・アルバムなんかじゃないからな。順番逆。『スリラー』があって、その後で各曲のシングル化があったんだからな。
 マイケルとクインシーすげーよな。
 そのアルバム全曲を一気に流す『三昧』もすげーよな。
 ちなみに、今日の『三昧』聴くまで、あの凄まじいギターがヴァン・ヘイレンだと知らなかった(恥)。ライナーノーツまともに読んでないのがバレる(LP持ってるし)。

 ドナルド・フェイゲンの『ナイトフライ』は『スリラー』に(売り上げ数字はともかく質的には)負けず劣らず、80年代屈指の名盤の一つなんだけど。
 でも、あれって実はマスターつまりそもそもの収録が、当時としては最先端のデジタルなんだよな。
 デジタルで録音して、それを元にレコード盤をプレスした。

 まだCDが出るか出ないかの頃であるPCM録音の初期は、こーゆーアルバムって多かったんですよね。収録はプロの機材だからデジタル万歳だけど、民生用CDプレーヤは高価なだけで性能まだまだの未完成だから、CDで売るのは不安すぎる。そんな思考だったのかな。
 90年代のジェイムズ・ジャッド指揮『組曲 惑星』なんか、レコード衰退の頃に、デジタルからわざわざプレスしてたし。
 ま、妖之佑の駄耳では、同じ音源のレコード盤とCDで聴き比べても、さーっぱり、なんですけどねー。(;^_^A