(旧暦 葉月廿九日)

 今は受付とかレジとかで、どこでも吊っているビニールの防御幕。
 ふと思い出したんですが。
 一部の施設では、昔は係員(店員)と客との間には仕切りがあったものです。
 例えば昔の病院の受付には透明アクリルなどのしっかりした仕切りがありました。で、保険証や診察券や薬やお金のやりとりを、下側の隙間を通してた。
紅の豚』に見られるように、古い銀行の窓口には格子があって、これは防犯の意味がある。
 今でも中と外を仕切っている所と言えば、駅とか劇場とかテーマパークなどの発券窓口ですね。もっとも、古いタイプだと声が通るように穴だらけの仕切りなので、飛沫防止にはなりません。少し新しい所では、目の前にいる人とのやりとりなのにインタホン通してて、こちらは今のコロナ禍にもそのまま対応できる構造。
 パチ屋隣の景品交換所は……意味合いが違うか(笑)。
 これから新しく開業する施設では、最初っから窓口にしっかりしたアクリル板の仕切りが必須になるかもしれませんね。まさに原点回帰。