廿六夜待ち (旧暦 文月廿六日)

 ダンスはED固定なのね。
 てっきり第二話からはOPに来ると思ってたら、OPは別にあったとさ。

 いやいや。
 OPがあってEDがあって、そして予告編がある。
 何という昭和ライダー的テンプレ。
 平成ライダーは、ほとんどEDが無かったですからね。しかも、主題歌の歌詞に「仮面ライダー」と入らないほうが多い。
 異世界ファンタジーの色を濃く持つ『聖刃』が、昭和の原型を再現してくれるとは。

 知念里奈さんが、あーゆー役をなさる。
 嫌でも歳月を感じます。

 前回ラストでライオンに乗ってたのは、まさかの「土足は失礼」という。
 で、ソッコーで「ライオンが土足」というツッコミ。
 そして、堂々と「どこでもドア」と言いやがった!
 しかし、それならそれで、倫太郎の心を鷲掴みにするスイーツは、シュークリームでなく、どら焼きにしないと(笑)。

 秘密基地の様子が、むしろ戦隊っぽくて、そこだけ異世界感ゼロで困る。
 いやまあ、異世界でなく北極なんだそうだが……。(;^_^A
 でも、あの光景って、まるで映画『チャーリーとチョコレート工場』の、ウィリー・ウォンカの実家が在る所みたいなんだが。つまり異世界っぽい絵面。
 と、そこまで思考が進むと、タッセルの濃いキャラも、ジョニー・デップ氏によるウィリーを意識しているのかもしれないな、と思えてくる。

 聖剣を持っていないと入れない世界に、聖剣持ってる人に自転車体当たりで入っちまう芽依は最強ヒロイン確定じゃね?

 専用バイクが「創刊! ディアゴスピーディー!」で「毎号特別加速!」って、さすがにヤバくね? しかも創刊号だけでバイク完成したし(笑)。『聖刃』は攻めてくるなぁ。
 三輪のほうは「ライドガトライカー」。ライド+ガトリング砲+トライクということでしょうね。三輪は三輪でも前二輪のタイプだった。すべてCGで、現物は無いのかも……と思ってたら、カンナムなるブランドの「スパイダー F3-S」がベースなんだそうな。とは言え、走行できる実物を製作したのか、あくまでデザイン借りただけなのか、まだ不明な感じが。とにかく今のところCG率高いからね『聖刃』。

 倫太郎は経験を積んできた剣士で、しかも生真面目なため闘いかたが型にガッチリはまっている。
 それに対して、飛羽真は作家ゆえの知識と発想によって独創的戦法を即興で編み出す。そもそも剣士としては素人だし(苦笑)。
 という対比は、作家要素が生かされてて面白い。
 今回の怪人コンビが『アリとキリギリス』で、敵を捕まえたのは『ジャックと豆の木』の急成長する巨大豆の木。
 これからも物語モチーフでいくと思われ。『電王』の「**タロス」みたいなもんかな。
 怪人が憎まれ口叩いたり捨て台詞吐いたり、そしてやっぱり最後に爆死してくれたりと、ちゃんと怪人してくれてて本当に楽しいなあ。

 ライオンの次は絨毯に乗ってきた。EDに出てた黄色い剣士なのかな?
 でも次回のメインは父親剣士。異世界感ありますね。でっかい剣を肩に、ってのは。