大つち、三隣亡 (旧暦 長月廿七日)

 というわけで観てきました。

 ちなみに砂時計は、なかった(怒)。
 売り切れなのか、田舎の劇場だから入荷してないのか。
 普通に考えれば先週末の段階で、ひょっとすると最速上映の段階で売り切れたんだろうね。

 つか、パンフレットもなかったぞ。あの劇場、物販コーナーが貧弱すぐる。orz
 通販しとくれよぉ、砂時計……。

 再入荷があるのかどうか。
 あってほしい。(←そのためだけに、また足を運ぶ気らしい)
 通販しとくれよぉ……。



 なら、どうして早くに観に行った?
 と問われれば。
 第一週のうちに行っておきたかったから。
 と答える。

 なぜならば。

 『まどか☆マギカ』

 これね。
 週替わり来場者プレゼントの第一弾、ミニ色紙。

 円還の理に頼らずとも、このまま中身を観測せずにおけば、すなわち未開封でおけば、シュレディンガーの猫よろしく確定せずにすみ、ほむほむだと信じたまま私はあの世にすら旅立てる。

 …………無理だな。
 未開封のまま明日にでも死んだら未練が残るわい。

 よし。
 中身を観測するぞ。







 『まどか☆マギカ』
 © Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion

 ほむほむでないのならマミさんが欲しかったのにー。
 でもまあ、本編で見事なコンビネーション・プレイを披露してくれたペアなので、もちろんOKです♪

 たいへんに面白かったのですが。
 あの結末には納得が行きませんでした。何か収まりが悪くてスッキリしない。
 ぶっちゃけ、また続編作れそうな感じもあって(苦笑)。

 とりあえず。TV版でキュゥべえを憎々しく思ってきた、そこのあなたは、この作品を観る価値ありと申し上げておきますです♪
 それと、最後の最後まで席を立たないでくださいな。



 以下、ネタバレも含みますので。











 ざっくり乱暴に言って。
 つかみは『プリキュア』で始まり、『ビューティフル・ドリーマー』な急展開、『ガンダム』バトルを経て、『DTB 流星の双子』で締めた。
 って感じ。

 ほむほむが選んだ道は、TV版でまどかが選んだ道と本質的に同じ。
 ただ、白いか黒いかの違いだけ。

 けどなぁ。
 ほむほむの思い込み、つか(たぶん)誤解による勇み足から来てる面もあるのがなぁ。

 以下、さらにネタバレなので反転しときます。

 なにせ、神様になったまどかの脇士として、魔女経験者であるさやかとなぎさがいるわけで。だから決して、神様まどかは孤独というわけでもなく。
 しかも、ほむほむにも「一緒に行こ」と言ったのだから。
 つまりは、まどかに素直について行けば丸く収まったものを……思い込みの激しい子だから、ったくゥ。

 いや、それにしても。
 お菓子の魔女も魔女なのだから元は魔法少女だったわけで、人間の姿があってあたりまえ。
 ってことに今の今まで気づかなかった自分にグーパンチしてやりたいですよ。ええ。

 監督が同じということで、どうしても『化物語 セカンド』との類似性、と言うか、まんま同じ演出については、ファンは喜ぶところでしょうが、ファンでも何でもない私には「またかー」という印象が先に立ってしまいます。
 別に、だからと言ってストーリにどうこうということでもなく、作品の質が低下しているというわけでもなく。
 ただ気になるだけ、なんですけどね。あくまでも作画というか絵の手法において。

 同じと言えば。
 声優さんが同じということで、腹括ってからのほむほむが文房具使いのあのおかたにしか思えなかった(笑)。

 もう一つ、同じと言えば。
 監督と声優さんつながりなのでしょうが、本編が始まる直前の告知画像に、あいつが出てきたのは、さすがにやりすぎではないかと。タイトル同士の関連性なんて、むわったくないわけですからねぇ。鷹の爪団が劇場案内あれこれをするのは笑ってスルーできる範囲ですが、あれは行きすぎだと思う。
 絵柄は面白かったんですけどね、まぁ。


 あれこれ文句も言いましたが。
 たいへんに面白かったのですよ、本当に。

 砂時計、欲しかった…………。orz