上弦、八せん終わり、三隣亡 (旧暦 葉月八日)

 例の不正な SSL 証明書の件。
 Mozilla が断固たる措置を取ったようです。

http://blog.mozilla.com/security/2011/09/02/diginotar-removal-follow-up/

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110905_475330.html

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1109/05/news020.html

 阿蘭陀政府の意向が変化したこともあり。くだんの DigiNotar を信頼に値しない、と厳しく断じていますね。
 措置に対する意見は様々のようですが。一般のモジラ・ユーザーとしては、これに従うのが無難でしょう。

 もちろん最新版であれば何もしなくても、いいのですが。ヘソ曲がりな妖之佑は旧型も併用していますので、少々やらねばならないことがあります。
 妖之佑と同じようなヘソ曲がりさん、あるいは何らかの事情で旧型をお使いのかたは、↓を参考に手動で DigiNotar の証明書を削除するのが、よろしいかと思います(まあ、日本の一般ユーザーが阿蘭陀のサイトに SSL 認証を必要とするアクセスをすることなど、まずないとは思いますが)。

http://support.mozilla.com/ja/kb/deleting-diginotar-ca-cert

 Firefox での説明ですが、SeaMonkey も似たようなものです(なお、妖之佑の手持ちで見る限り、もっと古い Mozilla Suite や Netscape には、DigiNotar の名前そのものが無いようですね)。
 SeaMonkey ですと、

 Edit(編集)
  ↓
 Preferences(設定)
  ↓
 Privacy & Security(プライバシーとセキュリティ)
  ↓
 Certificates(証明書)
  ↓
 Manage Certificates(証明書の管理)
  ↓
 Authorities(認証局

 と進みますと、証明書発行元のリストがズラリと出ます。
 その中の「DigiNotar Root CA」を削除すれば、いいはずです(あくまでも自己責任で)。