(旧暦 師走丗日、大祓)

はたらく細胞 Black』
 録画機を確認してて。
 なんで第二話の次が第五話なんだよ? と思ったら、まさかの第三、四話がイレギュラー放送だったという罠。orz
 おかげで大穴がポッカリ空いちまったよ。
 あー、毎週録画を登録した番組については、録画機が放送日時の変更まで追跡できるようにならないものですかね。野球なんかで遅れた場合は追尾できるんですけどね。曜日まで変わると、さすがに難しいかー。
 仕方ない。また、まとめサイトに頼るか。
『BLACK』は特に教育用アニメとしての価値が高いんじゃないかな。
 この物語の「外の人」はサー。
 喫煙で赤血球たちをゾンビにするし、肺もゲトゲトに。コレステロールで通路が塞がり通れなくなる。飲酒もするわ。不衛生な風俗にでも行ったのか、淋菌は持ち帰るわ。キラーT細胞は暴走するし。尿道には結石ができて、これまた大惨事。ストレスからの円形脱毛症は治るどころか広がる一方で、しかも加齢臭。しまいにゃエナジードリンクを一日五回って、うぉいっ、鼻血出しとるやんか。
 もうヤだ、この「外の人」。
 白血球さんや血小板さん、肝細胞さん、糸球体さんたちがどれだけ頑張っても、これでは追っつかんぞ。次回予告によると血栓できるみたいだしなぁ…………。
 文章と違って、絵と音声は伝わりやすいですからね。
 喫煙や飲酒を習慣化する前の十代にこそ広く観せるべき作品だと思いますね。怖いからこそ伝わることもある。
 悪習慣で粋がって「自分、格好良い」なんて思ってたら、己の体内の細胞たちに呆れられちまうぞ、って。

おそ松さん
 とにかく「やめておけ」としか。
 しかしながら、大山鳴動して鼠一匹。一晩寝て起きたら冷静になってましたとさ。
 今回の件で一番の幸せ者は、流浪の果てに解脱したチョロ松かもしれませんね。

天地創造デザイン部』
 これですよ、これ。
 既成の動物パーツを元にして恐ろしげな怪物を創造する。
 これなら文句なく楽しい。
 まあね。ケルベロスキングギドラがどうして、まともに行動できるのかは昔っから疑問でしたけどね。まして八岐大蛇なんて意見の全会一致があり得るのか? ってくらいに。
 つーことは、もしも珊瑚が歩けるなら、それは面白いことになったのかもしれませんね。





 そして…………。
 やっぱりおまえだったか、沙都子!
 ここまで皆、沙都子に騙されていた。だから「騙し編」か。

一粒万倍日 (旧暦 師走廿九日、苦松、苦餅)

 んー。
 なんとなくのイメージで。


 子……米喰い鼠
 丑……赤べこ
 寅……張り子の虎
 卯……餅搗き兎
 辰……福竜
 巳……竹蛇
 午……三春駒
 未……土人形の羊
 申……三猿
 酉……きびがら細工の鶏
 戌……犬張子
 亥……藁細工の猪


 ほとんど持ってないな。
 民芸品を求めて全国を旅する、なんてのも楽しそうですね。
 時間とお金が潤沢にあれば、ですけどねぇ。

針供養、三隣亡 (旧暦 師走廿七日)

 二千年前の昔話の中にタッセルいたね。肩に飾り付いてる。
 ということは、かつての剣士?

 大奏寺がガチで刀鍛冶の家系なのは、ともかく。
 あの真っ赤な鉄を鍛えるシーンから、どうしてモロ樹脂色な聖剣ができるのか、誰か説明してくれ。

 芽依が編集部勤務だからできる、取材を装っての被害調査。あれだけ大勢の犠牲者がすでに出ていたとは。
 つか、マジでソードオブロゴスは何やってんだ? セイバーを叩くだけで、ちっとも人助けしてねーだろ、あのバカ組織。

 で、ファンタジック本屋を訪れた年長者二人は、相変わらず飛羽真にケンカを売るだけ。
 いや、世界を救うことの意味を飛羽真に説教してる暇あったら、人助けに走れよな。目の前で苦しむ一人でも助けるほうが、意味のある行動だよ。これは飛羽真のほうが正しい。
 芽依も、そこを尾上に言ってやれよ。

 とにかく「少し響いた」大奏寺は組織を抜けて飛羽真側に。
 飛羽真は元々が組織のメンバーじゃないけど、大奏寺は完全に裏切り者扱いされるぞ。
 玲花が辛辣に言いそうだし、蓮も怒鳴り散らしそうだな。

 こうやって一人ずつ南極基地を離脱する流れで引っ張る?
 とは言え蓮と倫太郎は、少なくともソフィアさん復帰か、あるいは玲花の暗躍がバレるまでは、ずっと飛羽真と対立するような気もしますね。二人とも組織ベッタリだから。
 倫太郎が暫定的ラスボス代理あたりになるのかな。





 今のは鉱物の石と気持ちの意志とをかけた面白いジョークを医療従事者の医師が言うという高度なジョークです。
 はいっ、アルトじゃーないとー!

 鉄壁の紫を仕留める寸前まで行った第45号(打たれて転がりつつ離れようとするクウガとの間合いを常に維持するあたり、かなりの手練れだと判る)が実は前座。本命はリストラされた元社員つまりただの人間だったという仰天エピソード……何と大胆な。今なら、スポンサーのダメ出し確実だろ。
 グロンギの死体を検死解剖する椿さんのメンタルは鋼ですか? おかげで、グロンギクウガは同じものと確定しましたとさ。これで大丈夫と言ってしまう五代のメンタルは、さしずめチタンですね。
 会議の名の下の座談会は温かくて良いですね。
 前のエピで、合同本部に入った五代の「今日も頑張りましょう」という通信で皆が笑顔になったり、桜子さんと榎田さんが五代をネタに女子トークしてたり、直接であれ間接であれ五代がみんなを笑顔にするというのが、凄いな。クウガは癒やし系ライダーとは、よく言ったものです。
 不遇であり多感な年齢でもあるのは判るけど、夏目実加はやっぱり面倒な性格してる。
 第0号は何を考えてるんでしょうね。あれだけ同族を始末したら、後には何人も残らないのに。これって種族としてはヤバイんじゃないの? 滅亡するんじゃないの? それとも、現代のリントに石を埋め込んで仲間を増やすとかの方策でもあるん?

(旧暦 師走廿五日)

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 『コンビニ・オブ・ザ・デッド 100日後に救助されるコンビニ店員』
  日野健太郎/NEKO MOOK


 タイトルは、たぶんロメロ監督の『Night of the Living Dead』から取ってますね。そう、ゾンビ映画の元祖的作品。そしてロメロ監督もゾンビ映画の開祖と言える。
 ただ、ロメロ監督本人は、タイトルからも判るとおり「ゾンビ」とは呼んでいないんですよね。もっぱら「Dead」と呼称している。本編にも「ゾンビ」という言葉は出なかったはず。
 なのでロメロ監督としては、ブードゥー教のゾンビを意識していなかったのかもしれませんね。であれば、実際のゾンビと映画のゾンビとが似ても似つかないのも当然と言えます。
 ロメロ監督による続編『ゾンビ』は原題が『Dawn of the Dead』なので、やはりゾンビではないのです。
 また、『Night of the Living Dead』の脚本家であるルッソが執筆した続編案を元にして作られた『バタリアン』の原題も『The Return of the Living Dead』で、ゾンビではないのですよね。
 あのバケモノたちを「ゾンビ」と命名したのは、いったい誰なんだろう?
Night of the Living Dead』では動く死者に殺された者が、そいつら同様に動きだして人を襲う。噛まれて感染という描写はありません。そもそも死体が動く原因も不明で、ニュースで「放射線が原因かも」と語らせるに留めています。噛まれて仲間になったわけではなく、死んだら死体だから、死体が動く状況下では死体全部が動くということ。
Dawn of the Dead』では、噛まれて死んだ者が動きだして人を襲いますが、これも同化したという明確な描写はない。事件の原因も不明のまま。
『The Return of the Living Dead』にて、ようやく軍の薬品が原因であり、噛まれると仲間になってしまう、という描写が出てきました。
 うーん。気づけばゾンビは感染するものになっていた、ということのようですね。
 はっきりとウイルスが元凶の感染症としたのは、ひょっとして『バイオハザード』が初めてなのかな?

 でまあ、『コンビニ』。
「100日後」というのは例の「ワニ」を意識したのでしょうか。
 ともかく「100日後に救助される」と明記されているので安心して読めました。救出された後に……てな鬱展開も覚悟していたのですが、杞憂でした。(;^_^A
 一冊で完結するというのもいいですね。続刊を待ってヤキモキせずにすみます。
 ただ、本で一気に読むより、地道に百日かけて読んだほうが、あるいは、より楽しめたのかもしれませんね。
 全体に丁寧に構成されていると思いましたが、一点だけ気になったことが。
 針を刺すのに、なんで利き腕に? これだけが、どうしても理解できない。
 まあ、それ言うとエピローグの、あの生体認証(?)も意味不明なんですが……。

下弦、十方暮入 (旧暦 師走廿四日)

 あれは、きっと高度な情報戦なんだと思う。

「絶対やる」と断言した手前、この先、コロナがどれだけ暴れようとも開催しないわけにはいかない。
 メンツがすべての連中ですからね。

 とすれば、中止するには外的要因が、どうしても不可欠。
 その外的要因を呼び込むための、あえての暴言なんだと推測してみるのです。

 暴言に対する国内外の批判。
 ボランティアを始めとした一般国民が、そっぽを向く。
 外国人選手が来日を拒否る。
 スポンサーも難色を示す。

 IOCと東京都が開催したくても、周辺事情による現実的問題(人員、選手、お金)によって開催が難しい。
 だから残念だが断腸の思いで中止する。我々は開催するつもり満々なんだが、周囲の判らず屋どもが、それを許さない。
 中止の責任は我々にはカケラも無い。

 という段取りを考えているのではないかと。
 暴言について、すぐにIOCが「謝罪したから、この問題は終了」という、ほぼ出来レース的な、そして世論を挑発するような発言をしてますし。

 この推理、当たってませんかね~。



 推理が外れているなら。
 ただの馬鹿でしょ。

 男社会の会社がやる会議なんて、延々と無意味な時間を使うんじゃないですかね。
 むしろ男の、それも高齢の幹部が多いと会議は長引くと思うんだな。

 謝罪会見での逆ギレは。
 何年か前のビジネスホテルの社長を思い出したよ。建物を違法改造してたってヤツ。
 あの「たいしたことないのに騒ぎやがって」な態度と口調が、さらに批判にブーストかけて。
 翌日の再度の謝罪会見(つか、前日のは謝罪とは程遠かったよな)では泣き落としに来やがった。
 無様というか茶番劇でしたね。
 あんなのが社長って、大丈夫なのかあの会社。と思いましたよ。
 今、どうなってんのかな?

 ホテル社長のことは、ともかく。
 自民党関係者には思い上がった連中が如何に多いことか。
 そう感じざるを得ませんね。

(旧暦 師走廿三日)

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 『がんばれ! 蜘蛛子さんのテーマ』
  KADOKAWA ZMCZ-14442


 アニメのEDで聴いて、すぐに購入を決めました。
 フルコーラス聴いて、あらためて、ふざけた曲でした(褒めてます)。
 インストルメンタルを聴いてよく判ったことですが、歌だけでなく旋律も編曲も皆、イカれてやがります(もちろん褒めてます)。
 カップリングも蜘蛛子さんのキャラソンなので、実に楽しいです。

立春、初午 (旧暦 師走廿二日)

天地創造デザイン部』
 ギャグや演出、そして解説が面白いっちゃ面白いんですよ。
 ペガサスやユニコーンを科学的に全否定する姿勢とか。
 ダイオウイカ vs マッコウクジラの能力戦とか。
 コアラを言葉のみで表現すると、かなりエグい生き物なんだとか♪
 うっかりパンダにヒトデを混ぜちまったパニックとか(爆)。
 でもね。
 キリンの後にタツノオトシゴが、その後にハルキゲニアが生まれるあたりのメチャクチャさに、どうしても白けてしまいます。あれだけ科学的根拠の羅列で幻想世界の生き物を徹底的に否定しておきながら、生き物の誕生は人為的なんてのがね。なら、ユニコーンも採用したれや。と感じてしまう。
 この手の学術系作品では『はたらく細胞』が秀逸でしょう。少し古いのだと『もやしもん』も。
 比べると『天デ部』は「天啓です!」がいちいちウザい。様々な生物の誕生を進化でなく神様の気分次第としたのは悪手だったんじゃないのかな。

おそ松さん
 芋煮って、そんな奥深い料理だったのか。大根炊きと同レベルで考えてたよ。
 とは言え、ざっと調べた範囲では「芋を主役にした鍋物」ってだけの解釈でよさげ。地域や家庭ごとのこだわりはあっても、厳格な定義はないようですね。お好み焼きやおでんだって関東と関西で別物だったりするわけですし。
 オチは酋長の台詞でネタバレしてたな。
 おむすびのシェーは完璧♪






 そして……

 6/12 沙都子 古手神社の倉庫兼住居

 沙都子の言う梨花ちゃまの罪とは「雛見沢を出たい」と思ったことではなく「雛見沢を出たこと」じゃないのかな。
 つまり、成長して「素敵でおしゃれな学校に進学して垢抜けた人生を送」る梨花を許せなかった存在がある。だから、そいつは時間を五年前に巻き戻して、梨花ちゃまが改心するまで何度でも何度でも惨劇という罰を与え続ける。
 誰が? 誰が成長した梨花を許せなかった?
 そりゃあ、雛見沢に置いてかれたヤツだろ。な? 沙都子?
 当初から言われていたとおり『業』で暗躍しているのは沙都子で、まずまちがいないと思われ。そもそも沙都子は投薬で発症を抑えているだけの、すべての編における発症寸前キャラですからね。
 ただし、黒幕は別。淋しがる沙都子をそそのかして操ったヤツがいるはず。実際に時間を巻き戻したのも、その黒幕でしょう。
 34号なのか、他の誰かなのか。
 時報しない時報さんと34号は毎回を逃避行で消えているので、むしろ黒幕に狙われている立場だと思う。となれば、34号が梨花ちゃまの味方になるルートを期待したいところですね。
 自分の広げた大風呂敷が手に負えなくなった原作者が、プレーヤ(読者)を批判すると同時に必ず逃げ込む例の幻想世界を考慮に入れるなら。
 梨花ちゃまの背後と34号の背後である二人の魔女以外の、別の魔女が黒幕という可能性が高いのかな……まあ、ほぼまちがいなく、オヤシロサマあるいは鬼の本性を取り戻した羽入の本体なんだろうけどね。
 ただ、幻想世界については考察する価値がありません。『ひぐらし』は、あくまでも現実世界での物語としてまとまるべきです。羽入は心霊現象と解釈してギリギリOK。
 こんなこと言うと、原作者とその信者どもからバカ呼ばわりされるでしょうけどね。でもま、密室トリックの解答を「天井が無かった」とするよーな人物にけなされるなら、むしろ嬉しいわ。