鶴岡八幡宮流鏑馬 (旧暦 葉月十四日)

 ヘッドは人が良すぎるのです。
 至近距離のクチャラーは、ほぼ犯罪同然ですよ。騒音ですから。
 少なくとも社会迷惑ではある。無自覚なのは弁護材料にならない。

 オイラなら、その時点で露骨に不愉快な顔をして勘定しますね。
 それ以上の寿司など無駄無駄無駄。

 だいぶ前、ホテル内のレストランに行って、あまりの煙(タバコね。空間が新幹線の喫煙車両レベルの白さだった)に「これでは、せっかくの料理の味が判らないから、すいたら部屋に知らせてほしい」と、はっきり店の人に言いましたね。
 ワインの取りそろえが自慢らしい店でしたが、あれではせっかくのワインも泣いてるだろうな。

 名店の寿司屋にしては、無神経ですね、その店。
 つまり、しょせんそのレベルの店なのですよ。
 もっと本当に良い店を、世間の評価に左右されず、自身で見つけるしかないと思います。



 ひとつ言うと。
 寿司屋のカウンターは常連席であって、一見さんが座っていい場所ではないと、池波正太郎さんが述べておられます。初めての店ではテーブル席に着くものだと。
 で、もしも店の人が「カウンターへどうぞ」と言ってくれたら、それはカウンターに着いてもOKと。

 これは、どなただったかな。
 初めての店で通ぶって「お好み」は格好悪いそうで。
 では、どうするかと言うと。
 上握りのセットを注文して、他に欲しいネタを一つ二つだけ単品追加するのがいいそうな。

 まあ、握り寿司がそもそも屋台の廉価ファストフードだったことを考えれば、回る寿司屋のほうが正しい姿とも言えるわけです。
 握り寿司って気取って喰うもんじゃないのですよね本来。元々の蕎麦がそうであったように。