(旧暦 葉月廿九日)

 うーむ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/196d3c4b075bc54b404c181eb5b85a01ee74c84e

 記事とコメント群も読んで。
 やっぱり日本だなあ。
 としか……。

 とにかく型に填めたがる日本式学校教育の典型にも思えます。
 つまり、“想定外”の才能の芽を摘むだけ。

 加えて、教師の言いかたが、なってない。ダメすぎ。
「この式では答えは8にならない」と言う教師に訊きたいですね。「では、この式では答えは何になりますか?」と。
 どうせ答えられまい。

 稀に、プロセスをすっ飛ばして正解に到達する人って、いるんですよ。
 それを才能あるいは天賦の才と言う。
 かのシャーロック・ホームズが初対面の人を見た瞬間に「元軍曹の退役軍人だ」と断定するようなものです。ホームズの脳内では、きちんと演算がされているが、そのスピードや行程が教科書の想定とは全然違う。よってホームズ自身にも、解答を導き出した過程の説明が難しい。ということ。

 も一つ言うと。
 cm と mm とで「単位が違う」とされていますが。
 いや同じですよ。どちらもメートルですよ。
 センチは百分の一、ミリは千分の一を示すもので、謂わば略語に過ぎません。かつて話題になった「2000年問題」を「2K問題」と表記するのと意図は同じです。

 これが数学なら減点も判りますが。
 小学校の算数ですよね? なら、普通に計算できれば充分だと思いますが。
 教育委員会の考えは違うのかな。
 だとすると、くっだらねー。

 対比して考えるのに相応しい記事があります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/da1bd869791374710c65bf09cb63b375f4fb32b8

 ご両親は才能の芽を摘まなかったんですね。
 だから偉業を成し遂げられた。

「この式では答えは8にならない」と切り捨てた教師は、才能の芽を摘みました。
 形式にこだわった結果、子供の可能性を一つ踏みにじったのです。

 理系と文系は違う、と言われそうですが。
 図画の時間に、空や海を青く塗らなかった子が教師に叱られた。
 という話を思い出しました。

 そうですね。
 この記事も併せて読むといいかもですね。

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2310/11/news164.html