『33歳独身女騎士隊長。 3』
天原/フレックスコミックス
「30ヶ月に一冊」(@作者様)の新刊ですね。
そーかー。カバーはシルビア王女かー。
喰える部位がほとんど無く棘しかない毒魚(@第二巻)。
のごとき、資源ゼロ、めぼしい産業ゼロ、地政学上も侵略する価値ゼロなうえに、身を守るために軍事力だけバカみたく高めた小国(まるで、どこぞの北だな)。
その国家について。
第一巻で王家に振り回される騎士団のブラック職場ぶりを描き。
第二巻で、シルビア王女お輿入れの結果として、友好国からの資金援助を受けてのホワイト化。と同時に、地政学的価値が発生。
で、第三巻でブラックに逆戻り。つか、第一巻より悪化してるし。
第二巻で、侵略しようとして返り討ちに遭った敵国の王子が実質的人質となり。
第三巻では、その王子が内部から切り崩そうと、超絶ブラック職場に救いの手を差し伸べる。
しかしながら、それが逆に取り込まれる。
その要所要所に下ネタを差し挟むことを忘れない♪
政治経済の駆け引きがきちんと描かれていて、相変わらず読み応えがあります。
下ネタは、もはや調味料ですね。
次はまた 30ヶ月後なんですかねー。
唐突に出てきた五女が活躍? 暗躍? するそうで。
個人的には、メイル隊長(四女)以上にこじらせてる喪女の次女さんが面白そうで。もっと登場しないかなあ、と。