納めの大師 (旧暦 霜月廿五日)

 十月に開始したとき、さては最終回を大晦日SPにする気だな、と思わせて。
 十二月のギリギリ中旬に最終話を持ってきて、ああ今年はないのか、と思わせて。
 冒頭いきなり福岡出張の話を出して、なんだ最終回と別にSPやるんだ、と思わせて。
 最後にマドリード出張に変更させて、さすがにマドリードでロケはないからSP無しか、と思わせる。

 ところがぎっちょん、情報によると大晦日SPは、あるそうで。
 しかも成田→福岡→釜山という強行軍。少しは五郎さんを労れよ!

 ついでに言うと、今回の最終話で五郎さんは、いつもの「明日は浅草か」を言ってません。
 ということは大晦日SPで言わせるかもしれない、言わせて実質的な八期の最終回にするかもしれない。
 と、今回はミスリードの畳みかけでしたね。頭がクラクラします(笑)。



 中華と洋食のハイブリッド店、おそれいりました。
 あの店が、なんでウチの近所に無いんだよ! と言いたくなるほどに、あの店は良い。
 表に貼られたカキフライ定食千円を私は見逃さなかった。あれは旨いに違いない。
 ハヤシライスが大正時代にすでにあったというのには、びっくりしました。もっと新しいと思ってた。あとで調べてみよう。
 五郎さん、ちゃんと餃子を酢+胡椒で召し上がってましたね。よっしゃよっしゃ。あれは何期だったっけ、五郎さんが入院したの。

 広瀬という男、腰が低いように見えて実はかなり、したたかですね。五郎さんが断れない人だと判ったうえで無茶を押しつけるわけですから。
 会話から察するに、広瀬にとって五郎さんは大恩人のようで。なのに、その恩人であり、おそらく業界の大先輩でもある五郎さんを、いいように手のひらで転がす。あらかじめ先方に話を通してしまっており、五郎さんの退路を断ってから交渉するあたり策士とは言えますが、自分の我が儘を通すために恩ある人様を利用するって、良識ないのかよ。マドリードの件も言うだけ言って五郎さんに返答させず電話を切ってしまうとか、かなり手慣れてますね。
 あーゆーのって育った環境とかが大きいんでしょうね。だから、たぶん矯正不可。
 広瀬は、このまま商売が順調に進み歳を経て業界でそれなりに物を言える立場になったら、きっと面倒くさい人になると思います。ほら、一昨年だったかな、正月SPで五郎さんに徹夜での翻訳仕事を無理強いした、お調子者の社長がいたでしょ。あーゆータイプになるに違いありません。
 五郎さんは今のうちに、広瀬とは穏便に距離を置いたほうがいいと思います。この手の人間は、儲け話は自分だけで取り込んで、手間ばかり喰って利にならない話だけ持ってきますから。
 同じくお調子者であっても、お互いに助け合いの関係にある滝山さんとは雲泥の差ですね。