トドロキさんがいてくれなかったらグダグダになってたな響鬼編。
にしても、いつの間に「響鬼」が襲名制になってたんだよ? 聞いてねーよ。
京介のポケットに、なんで響鬼ウォッチが入ってたのか。
そもそも、ヒビキさんは、どうなったの? 引退したの? 殉じたの?
ついでに言うとだな、鬼が変身解除するとマッパなのが本当の設定だかんな。
そんなあれこれ、いいかげんで放りっぱで。
響鬼ウォッチで一時的に響鬼になった京介は、ウォッチをソウゴに渡して、自分は自分なりの鬼を目指す、と。
上手くまとめたつもりだろうけど、あれ、まとまってないよね?
「ヒビキさんのような鬼」に、こだわる京介と。
「祝え」に、こだわるウォズさんと。
二人の迷走と、迷いを吹っ切ったところを、もっと、はっきりシンクロさせるべきでしょう。
京介は響鬼ウォッチをあえて使わず、あくまでも京介自身の鬼で闘うべきだったんじゃないかな。まあ、これは、京介を“冷和の響鬼”と認めたくない妖之佑の本音も含まれてますが(苦笑)。
あと、せっかく前回、京介にヒビキさんの“シュッ”をわざとらしく、くどいほどに真似させてたんだから、今回は、その猿真似をやめる、という明確な描写を加えていれば、より一層「ヒビキさんのコピーじゃなく自分なりの鬼を目指す」決意を表現できたんじゃないかなと。今回、真似を一切していないので演出的には、そういう意図があったかとも思われますが、判りにくい分もったいなかったですね。
そんな京介のデカすぎる態度に、やはり違和感を拭えません。
『響鬼』における京介が高飛車な態度を取った相手は明日夢くんだけだったはずです。甘味処たちばなの人たちには普通に敬語を使っていました(まあ、店の奥に立ち入ろうとしたりと、あれこれが図々しかったことは事実ですけどね)。
なのに、今の京介は先輩であるトドロキさんにタメ口だったり、初対面の年長者である順一郎さんに対して超上から目線。これ、違うよなー。
初対面や歳上に対しても変わらずタメ口で偉そうにするのは……侑斗ですよねぇ。
とは言え、侑斗が十数年経って立派な大人になったら、それは十九世紀の探偵みたいな格好をした桜井さんなのですから、誰にでも偉そうな態度は改善されているはず。あーもーややこしい!
トドロキさんの最後の台詞には涙を止められません。
「日菜佳さんに相談しよう」って……もう、いないんですよ中の人。
次回はキバ編。あーそう言えばキバってファンガイアの王様が着ける鎧だったっけ。
しかも新たなミライダーも登場? ギンガねぇ……その昔、昭和ライダーの劇場版に銀河王ってのが出ててだな。顔どことなく似てね?
つまり次回は王様が二人も出てくるということかも(笑)。
重たい話でした。
そもそも、野原だか山肌だかを開墾して田んぼにしたのは人間。人間なくして田んぼは成立しない。
なので、泥田坊は人間が生み出した妖怪とも言える(実のところ、妖怪の多くは人間の営みが原因で生まれてる)。
その泥田坊が、今度は人間によって棲む場所を奪われる。怒るのも当然です。
一方で人間は常に便利さ豊かさを追い求める性質が強く、あの隻眼社長の言うとおり、立ち止まることなどありえない。
対立は必至ということです。残念なことに。
ざっくり言うと、今回の話は「開発×土地の祟り」という、よくある図式の一つなんですよね。
三十年前のあれこれが繰り返されるのかと思いきや。
三十年前は、子供(現社長)が鬼太郎を怒りの目で睨みつけた。
今回は、子供(現社長の息子)が鬼太郎に礼を言った。
世界線が少しだけ移動したようです。
でも後味は良くないな。工事中止になったところで、あの土地が田んぼに還ることは、もうないわけで。泥田坊も浮かばれません。
ねずみ男がカネ目当てとは言え、なかなか良い仕事をしましたね。
なるほど、妖怪が認知されている社会なら、そっち方面の噂で、どうにでもできるわけか♪
そもそも、「エコ」の名のもとに普及へと進んだソーラですが。
今となってはメガソーラこそ環境破壊の急先鋒ですからね。そこンとこも、ちゃんと主張してた。流石です。
次回は狒々がエースを狙え?
まー、猩々が女好きというのは定番ですが……。