雪かき車、つまり線路の除雪車両に、かつて「キマロキ編成」というのがあった。
というのを、日記で少しだけ触れたことがあります。
マクレーン車を引っ張る機関車。
線路両脇の雪を中央にかき集めるマクレーン車。
集めた雪を遠くに飛ばすロータリー車。
ロータリー車を押す機関車。
これで「キマロキ」。
メカ好きには、かなり魅力的なものですが、実はこれだけでは不完全でして。
キマロキが進むために、線路上に積もった雪をまずは掻き分けて線路を露出させなくてはなりません。これを担うのがラッセル車。
ですから雪と闘うには、先頭にラッセル車を連結した、言わば“ラキマロキ”にする必要があります。それでも不足だとラッセル車をもう一台追加したり、あるいは先頭をラッセルからロータリーに変更(つまりロータリーが二台)したうえに最後尾に後退用のラッセル車を追加する場合もあったそうで。こうなるともう超大編成ですね。メカメカしくて本当に楽しい♪
で。
これらはSL時代のものでして。
その後、ラッセル車にディーゼル機関が搭載され、ラッセルのみの単独自走が可能に。
最近はどうなのかと思いきや。
なんと、一台で「ラ」+「キマロキ」をやっちまうんですね。びっくりしました。
「投排雪保守車」で画像検索すると面白いですよ。機種名なら「MCR-600」や「ENR-1000」で。