一の酉 (旧暦 閏長月十八日)

 初期の『なんでも鑑定団』に、岩崎さんという西洋アンティークご専門の鑑定士さんがおられました。
 このかたが「プラスチックでできた単なるクォーツ時計にすぎないスウォッチに、どうしてプレミア価格がつくのか、どうしても理解できない」と、おっしゃってました。
 妖之佑も同意でしてね。メーカー自らが仕組んだ品薄状態で購買層を意のままに踊らす行為である、と判っていましたから(たぶん、岩崎さんも判ってて、そのうえで、ああいった婉曲表現にとどめたのだと思います)。

 今のことは知りませんが。
 大ブームが起きていた頃のスウォッチって、本当に見た目だけの、要するにファッション・ウォッチでしたからね。そもそも長持ちさせる意図はなかったものと思われます。
 そんなものにプレミア価格ですからね。
 で、そんな、あえて言うと不当な価格でもバンバン売れた。

 わけがわからないよ。/人◕ ‿‿ ◕人\

 樹脂製腕時計の代表選手たるGショック同様、今でも根強いファンはおられる様子ですが。
 少しは実用性重視の品も出してるのかな?(個人的には興味ゼロですが)