(旧暦 長月十二日)

『魔女の旅々』
 またも真っ黒ドロドロなお話で実に楽しい♪
 あの世界の魔法はヤバすぎますね。魔女の資格と魔法の使用権を、もっともっと厳格に管理しないと危険ですよ。
 上位の魔女十数名がちょいとお調子に乗るか酔っ払うか失恋するかしたら世界滅びるぞ。

『神様になった日』
 えと……何のアニメですかこれ?(笑) 陽太が演技派すぎてもう(爆)。
愛の貧乏脱出大作戦』や『タンポポ』よりは、むしろ『こち亀』で両さんが閑古鳥な蕎麦屋を行列店にした超絶戦略を思い出すなあ。
 で、新キャラ登場で一気に不穏な空気。物理学者を探るとかゆーてたし、こっち絡みで世界が滅ぶのかな?

無能なナナ
 シレッとリーダーになりましたか。なるほど、それなら三人目以降を暗殺してもクラスの視点をコントロールしやすい。
 他の作品でもあったな。未来を予知して、それの回避対策が成立したら、実は「予知」ではなかったことになる。ハズレたわけだからね。
 その点では、あの未来念写野郎の力は本物ってことになりますね。どうあがいても予知のとおりになる確定事項というのは怖い。
 こーゆー能力って要らないよね。予防策が使えればこそ、予測に意味があるわけで。変えられない未来を知っても仕方ない。むしろ知らないほうがいい。真面目くんだったのがグレてパツキンになるのもやむなし。夜中に叩き起こされた食堂のおばちゃんこそ、いい迷惑ですが(つか、食堂に住み込みなのねん)。
 ナナがナナオを突き落とした(正確には「突き落とす」)のを知っていながら、なぜ知らんぷりしてたのか。なぜ暴露しなかったのか。ナナを脅迫するつもりなのか。何か深い意図があるのか。
 あの写真は殺ろうとしているシーンであって、仕留めたシーンではない。なので、ナナのパツキン暗殺方法は、まだ判らないってことですね。次回が楽しみです。

『アサルトリリィ』
 デレた途端、夢結様がギャグキャラになってもた。
 チームを作れという課題に、あっさり七名まで揃う。ついでに言えば、残り二名も決まったも同然。次回には九人揃うでしょうね。一番、難儀するのは、たぶんあの猫好きガン飛ばしさんだろうけど。
 相変わらず、戦闘シーン(今回は模擬だけど)力入ってるなあ。見応えが、もの凄いです。

おそ松さん
 Bパートは、まさに「間違った子を魔法少女にしてしまった」というヤツですね(笑)。これシリーズ化せぇやマジ♪
 Aパートは双子ロボの続き。前回、皮肉屋一松だけだった離脱派が今回は十四松(前回、離れていく一松の後ろ姿を見てたよね)とナンパ優先のおそ松を加えた三人。その三人を横目で見ている双子ロボが不穏。
 次回、さらに離脱者が出て、最後はトッティだけになるのかも。でもITに強いトッティは最初っからロボットを道具としてしか見ていないから、付け入る隙がないとも言える。
「もっと気に入られなくては」というのは目的ではなくチェック・ポイントでしょうから、気に入られたその先に真の目的がある。うん、怖いな。



 なんで、こっちで『ひぐらし』やらんのやーっ!(怒)

(旧暦 長月十一日)

 コロナ不況とバブル崩壊
 どっちが悲惨なんだろう。
 いや、その間に小泉・竹中による構造改革規制緩和という大災厄もあったな。

 浮かれてた企業が軒並み潰れたバブル崩壊
 それに対して、個人事業が徹底的にやられちまった規制緩和
 で今、老舗が次々と閉店させられているコロナ。
 という感じかな。

 つまり、小泉・竹中はコロナ級ということか。今からでも、この二人を滅菌できないもんですかね。
 つか、竹中は未だに国民使い捨てを目論んでやがるし、早急に消毒しないと我々庶民の生活がヤバいと思うんだが。

(旧暦 長月十日)

 メドゥーサが三人いるんじゃなくて、ゴルゴン三姉妹だからな。
 メドゥーサは、たしか末っ娘で唯一、死ぬ。姉二人は不死であり、そのことをアテナから助言されたペルセウスは、だからメドゥーサの首を斬った。
 この生首は生け贄にされていたアンドロメダ救出に利用された後、アテナに献上されイージスの盾に取り付けられた。これによって、イージスは攻撃属性を兼ね備えた最凶盾となる。
 というのはギリシャローマ神話であり。
 実はメドゥーサは、その前の土着信仰の女神だったという説がありますね。慈悲深い地母神だったらしい。あちらには目を模った「マティ」という御守りがありまして、一部にこれを「メドゥーサの目」と呼ぶようです。魔除けのために、あえて恐ろしいものを使うというのは、日本でも鬼瓦などの実例がありますが、ここはメドゥーサが信仰され親しまれていた名残と解釈したいですね。
 そんな地母神がオリュンポスの神々によって恐怖の怪物にされてしまった。基督教や佛教が経典の中で、それ以前の古い神々を魔物扱いするのと同じです。
 メドゥーサは、その後、さらに基督教によって再度の迫害を受けます。イスタンブールの地下宮殿の貯水池に逆さに据えられた石像の頭部が、それ。ギリシャローマ神話の力を邪教として封印する意図があったのでしょうか。
 そんなこんなで、蛇女はメドゥーサだったのか。目力で相手を石化させるんだから気づけよ自分。
 とりま、大切なものに気づいた飛羽真はアーサー王の力を使いこなすことに成功。つーか、アーサー王の剣が巨大ロボになって、セイバーはそのロボが握る剣になるって……斬新ではある(ちょっとだけ、ZZガンダムを思い出した。コア・トップのコックピットね♪)。けど、近年のライダーは巨大ロボがデフォになって、これじゃ戦隊と区別つかんくなるぞ。ただでさえ、『聖刃』は悪と闘う組織という構図だから、余計に戦隊色が強いのに。
 カリバーが賢人の父親というのは、どうもミスリードっぽい感じになってきましたね。とすると正体は、もう一人のほうか?
 モブ市民として悲鳴上げつつ石化、事件解決で元に戻って腰抜かしてた二人組は沢芽市のパティシエ師弟。新作のプロモだったようで。懐かしいな。





 桜子さんが論文書いてるPC画面、縦書きでびっくりした。
 OPが変わった。
「二日で百八十人」だの「ゲームの権利」だのと、つまりグロンギのしていることはスポーツ・ハンティングというわけですね。それも許可制の。で、あの腕輪か。あれは標的を数えるカウンターなんだな、たぶん。
 紫は全身が硬いと思ってたら、硬いのは鎧の部分だけでしたか。それは注意して闘わないといけません。
 タトゥーの男がやけに流暢に喋ると思ったらば、未確認生命体に憧れる、はみ出し者でしたとさ。かつて、ゴルゴムを崇拝していたクズどもも、いたっけ。あの男、五代に礼も言わなきゃ反省もしないし治療に臨んだかどうかも判らない。すんごい放置ぶりで。
 放置と言えば、あの飛んでっちまったクワガタみたいな遺物も放置、次回に引っ張るかー。
 車の運転に目覚めたグロンギもいて、いよいよ文明を吸収し始めましたね。安全運転の腕章は井上ギャグなんだろうな。井上御大も、この頃は笑いの匙加減が控えめだったんだなぁ。この後、数年もしたらキャラや物語を崩壊させる勢いで寒いギャグを滑らせまくるようになるんだな……。

(旧暦 長月八日)

 あー。
 久々に観たくなったかも。

https://news.yahoo.co.jp/articles/082d6b468565feeed9fda138d81a17141af75c76

 硬派なロボットアニメと言えば、一般的には『ボトムズ』となるのでしょうが。
 ストーリを含めた硬派さでは『ダグラム』に軍配が上がると思います。
 劇中あまりに脆い『ボトムズ』のATですが、『ダグラム』の主要CBA(コンバットアーマー)も操縦席がキャノピーなので実は対アーマーライフルの一発で沈黙します(苦笑)。巷では『ガンダム』のMSをリアルロボと呼びますが、『ダグラム』を観てしまうとMSは第一作目ですらスパロボにしか思えません。……まあ、そんなCBAも演出の都合で超絶アクロバット運動することあるんですけどね。(;^_^A

 主要登場人物に対する扱いは、『ガンダム』や『ボトムズ』とは比べものにならないほど冷酷でした。
 主人公の仲間でありながら、ガチの無駄死にだったフェスタ。
 同じく主人公の仲間だったものの、娘心ゆえに孤立し最後には撃たれ道ばたで野垂れ死に同然のリタ。
 デロイア解放軍を勝利に導きつつあったものの、政治取引で逮捕され軍刑務所で禁固三十年となった名将・ザルツェフ少佐。
 悪役ですが、名誉と権力の絶頂で無様に射殺されたラコック。
 元々はデロイア独立を求める熱烈理想家でサマリン博士の助手だったデスタンは、落ちぶれた後にリタを利用した挙げ句に撃ち殺し、さらには雇い主のラコックを私怨で射殺、直後に頭おかしくなった。しかも、デスタンの行動は事件発生直後から「暗殺」と報道されており、おそらくずっとずっと後世のデロイア史の研究論文や著作では彼を「デロイア独立の英雄」と記したであろうという、たぶん皮肉な結果となっているはず。
 なお、腹心に裏切られたドナン・カシムやサマリン博士、和平交渉のためヘリで飛び立ち撃墜されたフォン・シュタイン大佐は、戦争モノのアニメではデフォなので除外とします。

 ニュータイプとかPSとか、ましてやなぜか運動神経バツグンな不良少年とかが出てこないだけでも、ハードなロボアニメだと思うのですよね。CBAはAT並みに土臭いし♪
ダグラム』の反省を『ボトムズ』に生かした(例えば、ゆっさゆっさ走っていたCBAに対してATのローラーダッシュとターンピック、などなど)とすれば、やはり『ダグラム』は重要な作品なのです。

 巷でよく叩かれる、二大ヒロインの頬がともに痩けているのはね。
 デロイア人のキャナリーは単に欠食、デイジーは慣れぬデロイアで体調やや不良だった、とでも解釈するのがいいと思う。

 まあ、地球連邦が、どうやって別の恒星系惑星であるデロイアを発見・開拓できたのか? という疑問はありますけどね。
 何せ、劇中の地球⇔デロイアの移動は、宇宙船が双方の軌道上にあるステーションの間で空間転移するんですから(ワームホールを制御しているらしい)。なら、もっと超絶スパロボでも開発してそうなのにねー(汗)。
 この点だけは、木星での資源採掘が数年がかりの宇宙世紀のほうがリアル設定。ジュピトリス頑張れ。

 プラモがまた良かったなあ。
 デューイとかJロックバギーとか、なんで出した? ってレベルで楽しかった。
 タカラのダグラムシリーズは同社のボトムズや、バンダイガンプラと比べても、遙かにミリタリーなんですよね。テキーラガンナーなんて、ガルシア隊面々のフィギュアとジープとバイクも付いてた。
 ちなみに、CBA用トレーラー二種と、CBA輸送ヘリのマベリックは、ちゃんと買って組んだぞ。
 余談だけど。ボトムズで注目されたデュアルモデルもダグラムが最初だかんな。

(旧暦 長月六日)

 昨夜の『世界の何だコレ!? ミステリー』二時間SP。
 隊員たちそれぞれのプレゼンは、まあいい。笑えばいいのだから。

 だけどトリ。あの「きさらぎ駅」もどきのヤツ。
 あれは……微妙でした。

 ありがたいことに当時のログの、まとめ記事があって、振り返ることができるのですが。

https://togetter.com/li/1552617

 怖い思いをされた体験者のかたには、たいへんに失礼を申し上げるのですが。
 妖之佑が「ん?」と感じたのは、無事ご帰還の後にアップされたというルーズリーフのメモ書きの写真です。
 番組の再現Vでは、ネットユーザーの助言で、意識を維持するためにとにかく自分の名前から家族とか周囲のことなどを書きまくる、ということでした。それで書いたものが、あれという。
 あれねー。客観的に冷静に(あるいは冷酷に)言うなら。寝てて夢見てる人を叩き起こして、今見ていたこと(夢の内容)を書かせると、あんな感じになるんですよ。本人はきちんと書いてるつもりで、実は文字の体すら怪しいものが出来上がる。
 なので、現実的解釈をすると、体験者さんは覚醒と睡眠(あるいは意識混濁)の間を彷徨っていたと考えられるのですね。つまり半分朦朧とした状態。一部のツイートが文字化けっぽくなっていたのも同じ理由なんじゃないのかな。帰路につく前に呑んで騒いでた、とあるので酒の影響がありそうですね。ご本人、しきりと「疲れた、眠い」とつぶやいておられましたし。そりゃ、呑んで真夜中に歩いて帰ってりゃ疲れるし眠いし頭働かないさね。
 そんなアブナイ状態のまま夜道を歩けば道にも迷うし、一度ルートを逸れると、地元ですら初見の風景ってけっこうあるものなんですよ。きっと、そんな一本違う道に入ってしまったんでしょう。番組が調べて周辺に学校はなかった、とありましたが、あの写真が校舎とは限らない。鉄筋コンクリの建物すべてチェックしたのか? ぐーさんマップ見ただけで「調べた」とか言ってんじゃねーのかぁ番組スタッフよぉ。
 トンネルがあったというのは、ひょっとすると視野が狭まったのかもしれませんね。疲労が限界に近づくと目の前がブラックアウトしますから。
 最後に出てきたドアは、「見覚えがあるような」と言ってました。そりゃそうです。ご自宅の玄関ですよ、あれ。だから、無事に帰って、そのまま玄関で寝ちまった。で、ご家族に叩き起こされた。
 けっきょく、酔っ払いさんが徒歩で帰宅中、アルコールと睡魔と疲労(と、ひょっとすると体調不良)のせいで幻覚に囚われて不安になった。それでも何とか帰巣本能のなせるわざ、ご帰宅に至った。というのが“事件”の顛末ではないかと。

 以上は、これでも体験者さんに好意的な解釈でして。
 実は、もう一つの解釈も、ないこともない。

 スマホのバッテリー残量が1%になって不安をつぶやいておられ。で、「充電器あった」とあって。で、「15%」まで回復していた。
 えーと、体験者さんって普段から災害対策を取られているのですね。だって、歩いたまま充電できるってことは手回し機ですよね。手回し充電器を常に携行しておられる。それ以外ありえないですよね。いや、素晴らしい防災姿勢です(拍手拍手)。
 
 そもそも呑んだ帰りに五キロも歩こうとするかな?
 タクシー捕まらないなら、帰るの諦めないかな? 呑み仲間に付いてかないかな?
 酔ってて正常な判断力が欠けていたのでしょうか。その時点で、すでに“異世界”は始まっていたということかも。
 闇の眷属でもない限り、深夜の単独徒歩五キロは無謀としか……。

 深夜枠ならともかく。
 ゴールデンでやるネタかよフジTV。



 通い慣れた道の途中に、いきなり見知らぬ場所、あるいは同じ光景なのに誰一人いないというシチュエーションは、ノベルゲーム『インタールード』にありましたね。主人公やヒロインが、この状況に放り込まれる。そんな誰もいない世界だけど、一人二人の(危険そうな)誰かが出てくるというのも同じ。
 昨夜に紹介された事件が 2015年、きさらぎ駅が 2004年、そしてドリキャス版『インタールード』が 2003年発売。
 元ネタにしたとか? まさかね。