※ 焚き火または提灯
自宅までの目印として。
※ 鬼灯
提灯の代わり。
※ 笹と縄
結界を張る。
※ 真菰
棚に敷いて、これの上にあれこれ載せる。
※ 胡瓜の馬
帰宅するためなので俊足が良い。
※ 茄子の牛
あの世に戻るのが名残惜しいので鈍足が適任。
供物を土産として持ち帰るためにも牛が適任。
※ 素麺
供物の意味だけでなく。
馬の手綱や牛の荷紐にもなるらしい。
※ 水の子
茄子と胡瓜を賽の目に切った物と生米。
これらを蓮の葉を敷いた容器に入れて水を張る。
無縁佛や餓鬼に振る舞うための“食事”。
※ おがら(麻幹)
無縁佛や餓鬼が水の子を食するための箸になる。
焚いて迎え火や送り火にする。
※ 閼伽水
供養の水。
※ 禊萩の花
悪霊除け。
これらの他に生花、季節の野菜・果実や故人の好物も用意するといい。という話も。
言うても、近々の故人というよりも御先祖様御一行なので、好物までは考えんでもええやろ、とも思う。
この棚を今では屋内、佛壇の手前に置くのが主流だそうな。
個人的には、精霊棚(盆棚)は通りすがりの無縁佛に向けるのが主目的と考えてますので、屋外が適切だろと、屋内は理屈に合わんやろと。
ただまあ今年は、台風接近で屋外に棚を設置が難しいのが、ね。
我が家はミニ佛壇なので、精霊棚も質素に小さく済ませます。
うん。ホームセンターに売ってる、そのまんま使う。
まあ、我が家の佛壇は真宗の形式に準拠してますので、そもそも盆棚そのものが矛盾ではありますが。
お盆に御先祖が、というのは佛教ではなく、もっと古くからの民間信仰を源流とした先祖崇拝・先祖供養の顕れなので、ええやろ。
と。