阿波おどり (旧暦 水無月廿六日)

※ 焚き火または提灯
   自宅までの目印として。
※ 鬼灯
   提灯の代わり。
※ 笹と縄
   結界を張る。
※ 真菰
   棚に敷いて、これの上にあれこれ載せる。
※ 胡瓜の馬
   帰宅するためなので俊足が良い。
※ 茄子の牛
   あの世に戻るのが名残惜しいので鈍足が適任。
   供物を土産として持ち帰るためにも牛が適任。
※ 素麺
   供物の意味だけでなく。
   馬の手綱や牛の荷紐にもなるらしい。
※ 水の子
   茄子と胡瓜を賽の目に切った物と生米。
   これらを蓮の葉を敷いた容器に入れて水を張る。
   無縁佛や餓鬼に振る舞うための“食事”。
※ おがら(麻幹)
   無縁佛や餓鬼が水の子を食するための箸になる。
   焚いて迎え火や送り火にする。
※ 閼伽水
   供養の水。
※ 禊萩の花
   悪霊除け。

 これらの他に生花、季節の野菜・果実や故人の好物も用意するといい。という話も。
 言うても、近々の故人というよりも御先祖様御一行なので、好物までは考えんでもええやろ、とも思う。
 この棚を今では屋内、佛壇の手前に置くのが主流だそうな。

 個人的には、精霊棚(盆棚)は通りすがりの無縁佛に向けるのが主目的と考えてますので、屋外が適切だろと、屋内は理屈に合わんやろと。
 ただまあ今年は、台風接近で屋外に棚を設置が難しいのが、ね。

 我が家はミニ佛壇なので、精霊棚も質素に小さく済ませます。
 うん。ホームセンターに売ってる、そのまんま使う。

 まあ、我が家の佛壇は真宗の形式に準拠してますので、そもそも盆棚そのものが矛盾ではありますが。
 お盆に御先祖が、というのは佛教ではなく、もっと古くからの民間信仰を源流とした先祖崇拝・先祖供養の顕れなので、ええやろ。
 と。