(旧暦 卯月廿六日)

 これって、たぶんスーパーの安い刺身セットでの話じゃないかなあ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4318a83f728ce420ab012e4fb4b052fd86733a6c

 ぶっちゃけ、プラ製のヤツは蒲公英に見えるからね(苦笑)。
 本物の食用菊を蒲公英と見間違えることは、ちょっと考えにくいです。

 記事にもあるとおり。
 料理に添えられてる、食品とは思いもしない植物(食べられる、られないに限らず)の大半は抗菌・滅菌・殺菌が目的です。

 刺身に添える食用菊が蒲公英に化ける(笑)だけでなく。
 寿司の仕切りに使うアレを笹と勘違いしてる人も、わりといますね。
 あれはバラン(馬蘭)もしくはハラン(葉蘭)という名前で、やはり目的は消毒(これもスーパーのとかだと大抵は形骸化したプラ製だけどね)。

 他に挙げるなら。
 粽の笹、柏餅の柏葉、柿の葉寿司の柿葉、洋食のパセリ……などなど。
 もっと言うなら、昔の弁当に使われた竹の皮や折箱も同様。
 山葵や生姜も、そもそもの目的は味ではなく食中り防止だからね。
 白飯のド真ん中に鎮座する梅干しも言うに及ばす♪

 菊や笹から判るとおりなんですが。
 節句というヤツが、すべて病魔除けのための暦です。
 人日(春の七草)、上巳(桃)、端午(菖蒲)、七夕(笹)、重陽(菊)。
 このとおり。
 節句は土用と同じく季節の変わり目なので、特に要注意期間ということ。

 昔の人は、ちゃんと考えていたのですよね。
 比べて、科学の発達した現代人は……。
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」