志ん朝師匠が多芸な人なら。
小三治師匠は多趣味な人。
そんなイメージが勝手ながらあります。
たしか、でっかいバイクを乗り回しておられたと聞きましたし。
お若い頃、下宿だかアパートだかの押し入れを丸ごと塞いで、オーディオ・スピーカ用のボックスにしたら凄く良い音だった、というお話も聞いた憶えがあります。ラジオ番組でだったかな。
五代目の小さん師匠は飾らないグルメでらっしゃったし(オイラは握り寿司の持ちかたを、この人にテレビ番組を通して教わった)。
多芸、多趣味などなど、どれも芸の肥やしになったのでしょう。
「呑む打つ買う」と言われた昭和ならではかもしれません。
これで、落語界には真の「名人」が一人もいなくなりました。
実に残念です。
合掌。