下弦 (旧暦 如月廿四日)

 もう、この際だから「籠池砲」には、むしろ期待したいですね。
 ド派手に、ぶちかましていただきたいところです。応援しますよ♪
(まあ、証人喚問の場で一気に萎んじまう可能性も大きそうですが……)





 私の知識にまちがいがなければ、海馬とは短期記憶を長期記憶に移すための器官のはずで。ここがやられると今日の出来事を明日には憶えていない症状となる。ただし、子供の頃など昔の記憶には問題がない。これをテーマにした小説や映画は、たくさんありますよね。
 つまり海馬の障害というのは、PCに例えるならメモリにあるデータをHDDやSSDなどに書き込むことができないという、インターフェイスに問題がある状態。ゆえに、作業を終えてPCの電源を落とすと次の起動時には、その作業結果は残されていない。逆に、メディアにすでにあるデータを呼び出すことはできる。
 二年前に海馬がやられて、漢字も平仮名も忘れてしまい、ワープロのキーボードは扱えて、半年前にTV番組で激論を展開、昨年も短編作品を発表、自分に都合の悪いことは忘れるが自分の主張したいこと(部下が勝手にやった、小池はけしからん……云々)はしっかり憶えている。ついでに言うけど、ニュース番組の映像で観た限りでは百条委員会の話が出る前は、ご自宅周辺をスタスタ歩いてらしたよね? それが百条委員会が開かれそうだとなったあたりから、お出かけの足取りがおぼつかなくなった。
 何とも不思議で都合の良い症例があったものです。ちなみに、聞くところによると診断書を書いたのは産婦人科医だそうで。

 無様としか言いようがないね。
 侍なら病を理由に、敵に手心や情けを求めたりはしない。満身創痍であっても全力で闘うし、闘えないなら潔く敵の手にかかるか腹を切るさね。