(旧暦 皐月廿九日)

 3-Eに比べるのは、さすがに気の毒ですが。
 不満の残る終わりかたでしたね。

 やっぱり無名か生駒か、どちらかは退場すべきだったんじゃないかな。なのに二人ばかりか来栖まで無事って(こいつ何げに最強キャラじゃね?)。
 仲間の犠牲は逞生一人に押し付け、生駒の命を救うという美味しいところは(結果的にとは言え)悪役である美馬が持っていく。
 綺麗なんだけど、綺麗に収まりすぎてて何とも……ね。
 二期とか映画化とかを睨んでの布石な気がして、どうにもヤらしい匂いがプンプンします。
 完結させる気なら、生駒が犠牲になって無名……いや穂積が助かる。で、生駒の遺志を継いで、穂積は田植えに勤しむ早乙女姿、あたりがいいんじゃね?(つか「穂積」って、まんま稲作農家な名前やんか!) まあ日ノ本国で、のどかな田植えができるようになるのかどうか怪しいものではありますが。何せ基本的にゾンビ物って、どう終わっても救いがないですからねぇ。
 続編作れるように終わらせる、ってのは大人の事情以外の何物でもありませんね。

 にしても、設定と言い演出と言いBGMと言い『進撃』に似すぎてるのが苦笑モノです。何とかならんかったんでしょうか。
 それと、カバネの被害は世界規模で広がっているとのことですが、公式サイト(トップ激重すぎ! デザイナーの無能め!!)の文章だけでサラッと済ませないでいただきたい。こういう大切なことは視聴者に判るよう本編で描かないと。「エブリィワン、聞いてくれ」と鈴木さんに語らせるでもいいし、どこかの領主が菖蒲様と対談する中でもいいし。要は本編だけで必要充分が伝わるようにしろ、ってことです!(ワシが観逃してたら許せ)

 不満は山積みですがね。
 侑那さんが、また最後に筋肉美を披露したくれたので由としましょ♪