(旧暦 神無月五日)

 最近、気づいたことです。

 さほど速度を出さない、例えば脇道や生活道路などを行く車が、何でもない所でエンストこくんですよね。一台や二台じゃない。ほぼ毎日、いろいろな車が、やらかしてる。
 それらの車、決してセコハンではなく、むしろ買って間もないんじゃないかと思うほど綺麗なのですよ。もちろん年式も新しい。ですから、ガタが来てるわけでもない。て言うか、どれもこれもMT車の設定されてない車種のはずです。
 ATなのにエンスト? ワケわかんねー。

 と、ここまで考えて、ふと思い至ったわけです。
 ひょっとして、自動のアイドリング・ストップが過剰反応してる?
 とね。

 それだと納得いきます。
 見てると、たいていは徐行中、もしくは徐行からの停止直前にエンストしてますから。

 しかし、もしもそうだとすると、これって大問題と違います? いや欠陥と言っていいレベルじゃないです?
 急発進に比べればリスクは少ないとは言え、意図しないタイミングでのエンストは場合によっては危険です。すぐに再スタートできる保証もありませんしね(妖之佑はバイクも四輪もセコハンばかり乗ってきたので、エンジンが勝手に止まることには特に神経質なのだよ)。

 何でもかんでも自動ってのが、そもそも気に入りません。
 自動でアイドリング・ストップなんて、私に言わせれば正気の沙汰じゃない。アイドリング・ストップしたければ手動で止めればいいだけのことです。
 それをわざわざ自動にするなんてトラブルの元になりかねませんし、故障する箇所を増やすだけと違います?

機動警察パトレイバー』のTV版にて、特車二課第一小隊に配備されたオート機能満載の最新型ピースメーカーが、実は安全重視が行き過ぎて搭乗者の意思を無視して勝手に止まるという、ひどい仕様だったのを思い出しました。最新型のクセにグリフォンの遊び相手にも、ならなかった。たしか、バドも内海課長も呆れてましたっけ。
 アニメの予言が、こんなところで的中するとは。何とも滑稽なものですね。

 アイドリング・ストップに話を戻して。
 自動が嫌ならオフにすればいい、という意見もあるでしょうが。
 でもね。その機能がプログラミングされているというだけで、リスクを内包しているわけですよ。今の自動車はパソコンと変わらぬ電子機器ですからね。
 なので個人的には、自動のアイドリング・ストップ機能は、後付けのオプションにしていただきたいところですね。注文があって初めてインストールする形に。それなら、とりあえず安心できますから。

 いやいや。
 車はメカの組み合わせで動くべきもので。
 プログラムで動くなんて邪道ですよ(暴言)。