さらなるマキマキに向けて、少し確認しておきたく。
ミノ虫クリップによる仮配線で試してみたのです。
アンテナ兼同調コイルにシャンテック電子製ループ・アンテナ(一次側のみ使用)
ポリバリコン 260pF
セラミック・イヤホン
この組み合わせに検波器をゲルマニウムの 1N60 ではなく、ショットキー・バリアの 1SS106 または 1SS108 で、どう違ってくるか。
回路構成はダイオード一個使いと、二個使う倍電圧の二種。
他には、倍電圧のほうのみアンテナからダイオードへの間に 100pF のセラミックコンデンサを入れただけで、イヤホンに並列する抵抗もコンデンサもなしの徹底シンプルで。
※ 一個使い
1SS106 …… 1K60(1N60相当)を二個使っている0号機に匹敵する音量。
1SS108 ……同上。ただし、106 より気持ち音量が大きく音質もやや明瞭。また、106 に比べて選択度がかなり良好。高性能ラジオで例えると 106 は「WIDE」、108 が「NARROW」モードって感じ。
※ 二個使い
1SS106 ……一個使いと、たいして変わらない印象。
1SS108 ……同じく。
物は試しと、100pF をそれぞれ付け足したり外したりもしました。
一個使いに足す、二個使いから外す、ともに音量ガタ落ちしました(笑)。
仮配線であり導線の量・長さも違うため、きちんとした比較とはとうてい言えませんが。
それでも、検波にショットキー・バリア・ダイオードを使う際、倍電圧にするメリットは、なさそうに思えます。
いちおう、今後の方針として。
ダイオードには 1SS108 か 1SS106 を。ただし倍電圧回路は使わず、一ラジオに一個のみ使用。
という形で行くことになりそうです。
もっと厳格に調べるなら、ダイオード等々のパーツをワンタッチで着脱できる実験用基盤でも作らないとダメでしょうね。比較する以外の箇所は、なるべく条件を揃えないと情報として不正確になりますから。
無電源ラジオの構成で、こーもバタバタ右往左往している自分を見つめて。
つくづく、かの有名な「電子ブロック」ってすげーんだなーと思いました。