鏡開き、蔵開き、初亥 (旧暦 霜月廿一日)

 ちょぉっと目を離してる隙に。
 世の中から「FMチューナー」という製品が消えているようで愕然としてます(ミニコンポにはあるのでしょうが、単品としてのチューナーのことね)。

 FM放送って、Hi-Fiオーディオとしての市民権を失ってるんですかねぇ……。
 まーたしかに、今どきの民放FMの音質不良、選曲微妙、パーソナリティの日本語出鱈目というグダグダっぷり(何年か前に閉局した RADIO-i は例外中の例外だった。orz)は聴くに耐えませんが。
 しかしながら、天下の NHK-FM が健在なのですから、そのためにだけでも、まともなチューナーの需要は、まだまだあると思うのですよ。

 でも、あっても軒並み「在庫のみ」扱い。
 メーカーも、もう新製品を開発する気なさげ。
 なら、せめて、まともな中級品の一つくらい継続で製造販売してほしいのに、それもしない。

 使ってるのが壊れたら中古買えってことかー。
 中古だって年月とともに程度の良い品どころか、絶対数そのものが減っていく道理ですからなー。

 世には、画期的と絶賛されている自主制作チューナーもありますが。
 手に入れて使うには、あれこれとハードルがあるようで。しかも、基盤状態ですからね、あれ。実用品と言うには、一部のこだわりマニア以外には厳しい。無理があります。

 音楽を流す主流が「放送」から「配信」に替わってしまっているということなのでしょうが。
 淋しいものです。

 ネットワーク・オーディオ機器は、今のところ欲しいとは思いませんねぇ。
 ハイレゾにも特に興味を持てませんし。