(旧暦 弥生四日)

 パジェロミニが生産終了。

 時代なのか何なのか。

 しかし、こうなりますと。
 ジムニーのほうは大丈夫だろうかと不安にかられます。

 まあ、モノコック・ボディに四独サスなパジェロミニに比べて、ラダー・フレーム&リジッド・アクスルのジムニーは遙かにハード志向なので、支持層の厚みがダンチだとは思いますが。
 乱暴に言ってしまいますと、どちらかと言えばいささかでも軽薄な層がパジェロミニを選ぶのですよ。昔風に言うなら「陸サーファー」的な層。
 標準タイヤのサイズも、パジェロミニジムニーではかなり違ったですよね。もちろんジムニーのほうが大径。そのおかげでダートの走破性能が高いわけで、ジムニーは(反面、タイヤがお高く、バリエーションは少なく、交換時にも在庫が心配……)。

 とは言え、かつてはサスに板バネ、フロントに平面ガラス&ドア・ヒンジは外付けという幌式前提の構造、しかも貨物車ナンバーだったジムニーも、現行車では曲面ガラスにコイル・スプリング、乗用車ナンバーですけどね。
 オプション品あれこれを見ると高級志向が垣間見えます……(苦笑)。

 パジェロミニの終焉を見るにつけ。
 ジムニーは開発当時の基本を守ってハードに徹しないと生き残れないと、あらためて思うのでした。
(幌式を復活させたらいいと思うよ。認可が下りるかどーかは知らないけど)