下弦 (旧暦 弥生廿三日)

 第二話にして三篠の登場は嬉しい♪
 またしても台詞一つだけだったけどなー(涙)。

 以前にもありましたね。駆け出しの素人が付け焼き刃で祓いをすると、かえって傍迷惑だと。
 中途半端な力なら、ないほうがマシだし。
 持ってしまったのなら、謙虚にあるべし。
 ということですな。

 それにしても、石洗い様ですか。
『友人帳』の妖怪は、すべて作者さんの創作なのですが、その、あやかしの本質を突いたセンスには本当に頭が下がります。徳川の世あたりに流行した妖怪群より、ずっと妖怪してますからね。
 民俗伝承に忠実な『もっけ』、完全創作の『友人帳』、この二作品がやはり平成の妖怪モノの両横綱でしょうね。
 設定を含めて『鬼太郎』の猿真似しかできない多くの妖怪作品群は恥を知るべきです。