太陽光発電というのは、それこそエコと環境問題解決の象徴と思ってきました。
ところがです!
むしろ環境破壊になっている現実が次々と出てきていますね。
昨年に起きた、記憶に新しい鬼怒川の決壊。
因果関係について公的追及はされていないようですが、それでも太陽光パネル設置のために業者が鬼怒川の自然堤防をかなり削ったのは事実でしょう。
愛知万博で有名になった海上の森に隣接した森林を、瀬戸市の中止勧告を業者が無視して伐採し大量の太陽光パネルを設置したと報道されたのは、つい先月のこと。
鬼怒川、海上の森の両件とも、違法性はないそうですが。
それでも、それぞれの業者の意識の低さに反吐が出ます。
また、太陽光パネルの反射光による近隣トラブルが、かなり増えているとも聞きます。
ちょっと違う問題ではありますが。
つい先日に『所さん!大変ですよ』でやっていたのは、太陽光パネルが強風に飛ばされ、民家を直撃したという事件。
その破壊力に驚愕でした。Σ( ̄ロ ̄;)
あくまでも妖之佑の個人的考えですが。
そもそも太陽光パネルは余剰空間、つまりは屋根や屋上に据える物だと思っていました。太陽熱温水器の進化型みたいなものとして、ですね。ちょっと昔のSF系映像作品でも、そういった描写があります。
ところが、電力自由化を睨んでの設置ラッシュでは、わざわざ田畑を潰したり森林を伐採したりして広い土地を確保、そこに設置する実例が多く出てきています。
カネ勘定だけを見れば「エコ」ではあるのでしょうが、環境を含めての「エコ」に対しては真逆な姿勢だとしか思えないのですよ。
要するに。
太陽光パネルは自宅の屋根、自ビルの屋上に付けろ!
ってコトです。
これは余談になるのかな。
長寿命を武器にエコを謳っている家庭用LED電球が実は意外と短寿命なことも、「エコって何なんだろ?」と考え直すきっかけになっていますね。
昔の「省エネ」騒ぎのほうが、まだマシだったような気がしてきました。
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追記
海上の森については、室町時代の遺跡も破壊されていたそうで、違法性が出てきた様子です。
業者の悪質性もですが、瀬戸市と愛知県の無能さに呆れます。しかも知事は「事後承諾の形になる」などと消極的な発言をする体たらく。
こんなん法令を最大限に拡大解釈してでも、業者に罰を与えないとダメでしょう。要は、莫大な罰金や損害賠償請求、あるいは業者自腹で施設の撤去と森を元に戻させるなどで、買電収益を越える損失を業者に課すのです。数十万円程度の罰金では、結果的に業者は得するわけですからね。
このままだと、やったもん勝ちになってしまいますよ!