納めの観音 (旧暦 霜月八日、御火焚き、鞴祭)

 年末年始の映画戦線で思い出すのが、いわゆる「3G」です。

 ご記憶のかたもおられることでしょう。
 あの年、期待大な三作品が公開前から激しく鎬を削った。

『GREMLiNS』
『GHOSTBUSTERS』
ゴジラ

 封切りしてみれば、九年ぶりに復活した『ゴジラ』は散々な評価で、実質「2G+g」と言う程度の戦況でしたが(苦笑)。
 しかも、この不評がショックだったのか、ゴジラは再び五年の引き籠もりに突入しましたし(笑)。

 最近のクリスマス映画となれば、自分的には『まど☆マギ[新編]叛逆』ですかね。
 あれは公開の時期(封切りこそ晩秋だったものの、年明けまで上映した)だけでなく、内容が『くるみ割り人形とねずみの王様』をベースにしている点でも、クリスマス映画と言っていいかと。

 平成ライダーが冬休みのタイミングで『MOVIE大戦』をやるのは、もう恒例行事。
 これを観ないと年を越せない子供たちと、年を越せない大きなお友だちも少なくないことでしょう。

 かつては、「『寅さん』を観ないと年が越せない!」とガチで言う人々が、それこそ大勢いました。
釣りバカ日誌』も、お正月映画としての地位を確たるものにしていましたっけ。

 そして今冬の大目玉が、約四十年も続く大シリーズ『STAR WARS』の最新作ということで。
 弥が上にも盛り上がるというものです。



 混むの嫌だから、人出がある程度落ち着いてから観に行こうと思うものの。
 その間にネタバレ地雷がいっぱいバラ撒かれそうで怖い…………。