(旧暦 皐月五日、端午)

 水牛のソフト改竄事件。

 怖いけど。

 たとえば、これが公共無線LANルーターとかで起きたらどうなるのか考えると、もっともっと怖い。
 同時大量感染の危険がありますからね。

 しかも。
 何が起きても責任を取らないのがIT業界の常識。大量感染があっても、感染元は責任を取らないわけで(取らされたら即、倒産か破産しかねんし)。
 今回の水牛にしても、水牛自身が「不法侵入された被害者」という立場になるので、もちろん水牛に法的民事的責任は生じないと思います。一般ユーザー被害者は、たまったもんじゃありませんが。
 サイト改竄事件などで、たとえ感染元企業がセキュリティにいいかげんな態度であっても、それでも責任は取らない。それがIT業界の常識でしょう。

 要はIT業界は「免責」という名の無責任で成り立っている(この風潮は某MS社のせいだな、きっと)と言っても言いすぎではないのでしょう(まあ、あまりにも酷い態度取ってると、ユーザーによる社会的制裁は喰らうだろうけどね)。
 まして、野良Wi-Fi は言わずもがな。

 出先でつながるのは便利だけど。
 リスクもあると認識すべきなんですよね。