豆知識

 勝負審判だけでなく、控えの力士も物言いつけられるんだぜー(土俵に上がって協議するのは審判だけだがね)。

 ただし。
 たいていの力士は次とか二番後の自分の取り組みに意識を集中しているため、土俵上の取り組みなんて、そこまでしっかりとは見ていないのが実状。だから物言いなんて、つけられるわけがない。
 見てても積極的には手を挙げないのが普通だし(ガッコの授業で「誰か判る人?」で判ってても手を挙げにくいのと同じ理由だと思われ)。
 だから、力士が物言いをつけるケースは少ない。

 とは言え、たまにある。
 と思ってましたら、何と幕内では十八年ぶりなんだそうですね(もっとあると思ってたよ)。
 そのときは大関だった貴ノ浪関がつけたそうで……って、この取り組みオイラ観てたわ(笑)。

 しかも、横綱の反則勝ちというケースは史上初なのだそうで。
 今回のは珍事中の珍事だったと言えますか。

 物言いに関する珍事と言えば。
 これも古い話で、霧島×水戸泉の取り組みで三度続けて同体取り直し、計四回取った相撲がありましたっけ。水戸泉関が肩で息してたのを思い出します。
 これ、三度目の場内説明では審判長(鏡山さんだったかな、どなただったかな)が一言「取り直しです」とだけで済ませたのが少しギャグでしたね。さすがに、めんどうになったんだろーなー(笑)。