面白そうな話です。
重量500kg程度の7だからこその発想ですね。
もしもです。従来車種より全幅を小さくできるなら軽自動車登録も可能となって実に興味深いです。
ただ、バランス的に考えれば安定性を犠牲にしてまで軽規格に納める必要もないとは思いますし、そこまで縮めて日本での車両型式認証が得られるかどうかすら怪しいです。
7は趣味性の極めて強いタイプですから、軽エンジンなのに小型車枠というのでも、いいかなとも思います。
とは言うものの。
なら無理に 660cc にせずとも、となってしまうのもまた事実。
個人的には、7のボディには KENTユニットのような直4の OHV型式が一番似合うと思うのです。
光岡が7的ボディにマツダの DOHCエンジンを積みましたが、信頼性は上がっても趣味性を著しく欠く気がして、さほど興味がわきませんでしたし。
ローバ時代のミニに、ターボを積んだバケモノがありました。
好奇心はそそられるものの、あの可愛いボディに、そこまで凝ったエンジンではアンバランス以外の何物でもないんじゃないか、というのが正直な印象です。専用のインパネやエアロ・パーツ群も、ざーとらしくて……(好きなかたには申し訳ないですが)。ミニのボディには適度に元気なA型エンジンがベストだと思うのですよね。
タイヤが丸坊主のチンクェチェントにスーパー・チャージャーを積んで峠道を駆け抜けるのは、作り話だからできることなのですよ。
その意味では、7に、より小さめのエンジンを積むのは健全な発想だと思います(1600cc のパワーに少しでも近づけようとしてピーキーなチューンを施さないなら……ですがね)。
かつて、海外でスズキのカプチーノが意外と人気を得たという事実もありますし。趣味の車は必ずしもパワーではないのです。
スズキのエンジンを積む7、商売的に成功すると、いいですね。
いやまあ、そもそも。
7を買うカネも、7を乗りこなす腕前も、7と2ショットできるファッション・センスも。
私にゃありませんがね(涙)。