三隣亡 (旧暦 水無月八日)

 国安ゼロ課のメガネ、生存。
 このため、笛木は悪ぶってはいるものの実のところ悪ではない、という説も有力になってきました。
 木崎が大怪我に見えたわりに「命に別状ない」ということは白い魔法使いとしては手加減したということで。意識が戻らないのは魔法で封じているからなのでしょう。余計なことを喋らせないようにね。
 口封じに、わざわざ手加減するなんざ、悪党にしちゃ気が弱すぎますよ。

 で。
 コヨミが、その笛木の娘?

 あー。
 笛木の目的ってコヨミを助けることなのかな。
 とすると魔力なしでは生きられないコヨミの体って、サバトによる後天的なものではなく先天的な可能性も……つまり、作家先生が出会った少女のときも魔力を要する体だった? たしか「体が弱い」と自分で言ってましたな。
 あるいは、作家先生と出会ったあとで病弱だったコヨミは……。その死を受け入れられない笛木が魔法でコヨミを再生、あるいは“コヨミもどき”を作り出した?
 メドゥーサの「人形」という台詞を受けて当初から巷で言われていた説の一つ、「コヨミはホムンクルス、すなわち魔法によって生まれた人工生命である」というのが頭もたげてきますね。
 コヨミ自身に過去の記憶がないという事実からすると、生き返らせたとか死にゆくのを無理に留めたというよりも、コヨミもどきのほうが正解かな。天馬博士が息子に似せてアトムを作ったように。
 どちらにせよ、コヨミを魔力なしで生きられる「普通の人間」にすることが、ひょっとして笛木の最終目的なのかも。
 だとしたら、魔法で人の命をいじろうとした笛木はロクな最期を迎えないでしょうね。母親を生き返らせようとして錬金術を使ったがために悲惨な人生を歩むハメになった兄弟もいましたし。

 ところで晴人さん。
「なぜコヨミを俺に預けた?」って……そんなんコヨミ専属の給仕係としてに決まってますやん。
 白い魔法使いは、あれこれ忙しく、それに伴い魔力も常に大量に必要なんですよ。





「あなどりがたし」の名台詞が、ここで出たか。

 デスラー総統の乗艦が爆破とは予想外でした。
 まあ、あのまま総統が物語からご退場とは思えませんがね(ガチで退場だったら、それはそれで大胆な展開ではあるな♪)。
 ガミラスが一枚岩でないことは描かれていましたが、まさか総統暗殺を実行までする勢力があったことに驚きです。

 それにしても。
 若本さんのあの芝居で「肌の色」だの「民族」だの言われると、どうしてもシャルル皇帝を思い出してしまいます(苦笑)。
 ベテランさんに対し、たいへんに失礼ではありますが、独特の濃ゆい演技が、どの作品においてもテンプレ化しすぎているようで、少しウザく感じる今日この頃です。
ドラゴンボールZ』のセルと『ドラゴンボール改』のセルとでは“別人”でしたし。
サザエさん』の穴子くんも作品の空気を考えると、いささか不自然ですね。
 そして、アートネイチャーのあのCMが、その穴子くんを想定してだとは気づかなかったですよ。
 誰か若本さんを止めてください。

 閑話休題

 一方、ヤマトでは。
 波動機関の理論談義をする真田さんの嬉しそうな顔と言ったら(笑)。
 その談義のお相手、岬が真田さんにタメ口なのを誰かツッコめよ。食事時間はプライベートとはいえ相手は副長なんだし、なぜにそこを誰も疑問視しないのか……。
 そして。年増(カウンセラー)にショタ(保安部員)と、航海長モテ期到来ですな♪(違っ