愚にも付かぬ『アイアンシェフ』が終了しましたね。
いや、それにしても酷い番組でした。
かつての名番組『料理の鉄人』に泥を塗っただけのね。
頭の良い人は、この審議員など引き受けなかったでしょう。
(つまり、審議員だった連中すべてバカ、と言ってます。はい)
明らかにADが煽っている、やかましいだけの声援も。
審議員どもが、調理場のすぐそばで料理の進行を見学するのも。
解説者が三人もいるのも。
すべてウザイです。
つか、審議員の近距離見物は、肝心のお客様である視聴者の邪魔しかしてませんよ。
だいたいね。
料理の開始から完成まで、『鉄人』なら間にCMは挟まなかったです。
それが『アイアン』では中途半端な位置にCMを入れてブツ切りにする。
おかげで臨場感台無しです。
『鉄人』にあった非現実感、壮大感が『アイアン』には皆無なのですよ。
美食アカデミーというのは非現実世界の存在なのですから。だからこそ、鹿賀主宰の大袈裟な立ち居振る舞いが見事だったわけで。
要するに『アイアン』は世俗から、ついに抜け出せなかった。にもかかわらずの大仰な演出がてんこ盛りされているから、ただのバカ騒ぎにしか見えないのです。
世俗のままでやるなら『TVチャンピオン』の方法が正解でしょう。
『アイアンシェフ』のスタッフは何も判っちゃいない。
審議員もバカ、スタッフもバカ。
『アイアンシェフ』とはバカの炙り出しだったわけですね。
バカどもに囲まれた料理人の皆さんが気の毒でした。まる。